24/29
鈴音と中原和音
「おかえりー」
家に帰ると鈴音がいた。
「あのさ…今日鈴音にそっくりな人に会ったんだけど」
「あー…ようやく会えたんだ」
「え?」
「カウンセリングしてきたんでしょ?あの人は優しいよ。きっと未来のそばにいてくれる」
「そういう事じゃなくて…」
「なんで似てるかって?私が未来にとって一番役に立つ人に似るように作られたからだよ」
「え?」
「未来は自分の絵から出てきたって思ってたでしょ?でも違うの。未来が絵を描いたから出てきたんじゃなくて、大変な時そばにいてくれる人を元につくられたの」
「そうだったの…?」
「うん!未来が勘違いしちゃったのはこの鈴付けてるからだよね?これは証しなの!あの人と私を区別するためのね!別に意味なんてないんだ!ごめんねー」
「謝ることないよ。大丈夫」
「そう?ならいいけどね!!会えたなら良かったよ!話しやすかったでしょ?」
「そうだね」
「でしょー!?本当にめっちゃいい人だから!!頼りにしていいと思うよ!」
「頼りにするかはわからないけど…」
「きっと信頼できると思うよ」
笑顔でそういう鈴音を見て少し不安になった




