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「未来!体重計ろう!」

「はあ?」

突然体重を計ろうと提案してきた鈴音の考えてることが分からなくて、間抜けな声を出してしまった。

「いやさ、未来最近痩せたよね!スッ語彙心配になるほど痩せたよね!食べ物もほとんど食べてないし心配になってさ!!ね?計ろう計ろう!!」

「嫌だ」

一刀両断する。

だって私はそんなに痩せてない。

普通の体重だと思う。

そういえば1年くらい計ってないけど。

「えー!!絶対計った方がいいって!!骨だもん!!拒食症になっちゃう!」

「んなわけないでしょ。考えすぎ」

「そうかなー??絶対痩せすぎだと思うけど…ダイエットしてるの?」

「別に。面倒なだけ」

「じゃあ食べ物食べたくないとかそういう訳ではないの?ダイエットもしてない?」

「うん、ダイエットもしてない」

「えーでも一応計っとこ!」

「私は自分の体重見たくないの」

「じゃあ私が見るから!!未来は目をつぶってればいいよ!!」

「そういう問題じゃないでしょ」

「そういう問題じゃないの!?」

その後も体重を計れとうるさい鈴音に負けて結局家の隅でほこりをかぶっている体重計を取り出した。

「…これまだ使えるのかな?」

「どうだろ?」

「まあいいか」

「ショッピングセンターでお試しみたいなの使ってみれば正確じゃない?」

「外にはいかないって」

「ですよねー!」

ちょっと緊張しつつ電源を入れる。しかし一年も放置してたからか電源が入らなかった。

「電池切れ?」

「だと思うけどー?」

「電池今ない…」

「じゃあショッピングセンター行こ「いや、もういいよ」

喰い気味で遮る。

「えーせっかく計る気になってくれたのにー!!!!!」

「また今度でいいじゃん」

「えー…」

しゅんとする鈴音に申し訳ないことをしちゃったかなとかちょっと思う。

「…明日電池買うから」

「え!?!?!?」

「だから、明日外出るから。ショッピングセンターでもコンビニでも鈴音の好きな方」

「嘘!?!?そう言って行かないとかなしだよ!?え!?あんなに渋ってたのに!?」

「…気が向いただけ」

「そっかー!!!いやー嬉しい!!!!子供の成長を見る親の気持ち!!!!」

「そんな!?子供なんていないでしょ?」

「そうだけどーいいの!!!」

「そっか…」

「うん!!あー明日楽しみ!!早く明日にならないかなあ!!!!」

「そこまで楽しみにすることかな?」

「楽しみだよ!!最近外出てなかったもん!!」

「鈴音は一人でも外出れるんだからどっか行ったらいいのに」

「だってそれだと未来がさびしいでしょっ!!!」

「まあそうかもね」

「えへへー照れちゃってー」

「て…照れてない」

「嘘だー絶対照れてる!」

そんな会話をしながら今日を過ごす。

明日は暑い外に出る。

決めたら実行しなきゃいけない謎の使命感を感じた。

明日こそ外に出よう。

このままじゃいけないのは分かってる。

学校に行く日になってまだこのままだとさすがにやばい。

だから練習だと思えばいい。

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