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闇の部屋

私は暗い場所にいた。

ここがどこだか全く分からない。

目の前には背を向けている鈴音らしき人物がいる。

何かをしているらしい鈴音に声を掛けようと私は近寄る。

近くによると鈴音の回りには血だまりらしきものができているのがわかった。

「す…鈴音!?!?」

「…んー?」

そう言って、鈴音はこちらを振り返る。

鈴音の手には私がいつも使っているカッターが握られており、左腕からは血が流れていた。

「ちょっと!?どうしたの!?」

「えへへ…平気平気」

「平気じゃないよ!!!いったい何があったの!?」

鈴音は今まで見たことのない怖い顔で言った。

「未来がいつもしてたことだよ」

「え…?」

「未来が一人で抱え込んで、その結果やったことと同じ」

私は黙ってしまった。確かに最近はあんまりやらなくなったがそれは私がやっていたことだった。

それに鈴音の目は何もうつしていなかった。目の前にいる私でさえ飲み込んでしまうような真黒な目をしていた。これは鈴音じゃない。そう思った。

「ねえ未来。私は未来のこと全部知ってるよ。未来は私の何を知ってるのかなあ?」

「それは…」

「明るくて、元気で、笑顔で、一緒にいると楽しい?結局それだけなんだよね」

「なんで…」

「なんでもなにもないよ。私は未来が作った。だから未来の想像通りじゃなきゃいけない。でもそんなの楽しくないよね?だから私はあなたを殺して完璧な存在になる」

「え???」

私の疑問を解くことなく、鈴音の形をした何かは私に襲い掛かってきた。

私の首をきつく締めてくる。

「っ…が…あ…」

苦しい苦しい苦しい。

でも鈴音は手を緩ませない。

そのまま私の意識はぷつりと切れた。

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