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変な空気

帰ってくる。

日差しが強くて肌がじりじり焼けたような気がしたけど、日焼けした形跡はないので大丈夫だろう。

外はあまり好きじゃないけど家よりはましなのかなとか思ったりする。

でも私の居場所なんてどこにもないのだから結局どこへ行っても変わらないのだろう。


鈴音と話しながら昼食を食べる。

特に話すことなんてないけど日常のどうでもいいことばかり話す。

「あ、そういえば話しておきたいことがあるんだけど……」

さっきまで普通に話をしていたのに急に暗そうな顔をして話し出すのでなんか大切な話なのかなと思う。

「どうしたの?話して」

「いや、なんていうかさ、話しづらいというか……」

「そんなに大切な話なの?」

「うん、これからを決めるくらい大切な話かも。でもやっぱり今はいいや」

「じらさないでよ。気になるでしょ」

「ごめんごめん、もういいんだ」

「んー……あんましつこく聞くのは嫌だろうからもう聞かないけどほんとにいいの?」

「うん、もういいや。聞こうとしてくれてありがと」

何か話したいことがあるのならどんどん話してくれればいいのにとは思うが、話しにくいこともあるし、私も話したくないことは話していないのだからお互い様というものだろう。

それからは変な事もなく話したりパソコンをやったり、読みかけの小説を読んだりした。

鈴音はつまらないだろうに楽しそうにニコニコこちらを見ていたり、たまにどこか別の所を見ていたりした。

何か悩みがあるのかな。でも私には聞く権利なんてなかったのだろう。さっきいいと言われたし深入りしすぎてもだめだろうから気づかないふりをした。





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