1話
悪役令嬢出てきます。名前はネクリア・ホルビオン。あと、主人公が記憶を取り戻す前の頃は、ネクリアをとても慕っております。口調は最後に"わ"が付きますねw
あれは、まだ私が記憶を取り戻す前の頃のことでした。
〜回想〜
「ネクリア様、ご機嫌麗しゅう」
ああ、今日も何て美しいのでしょう。
私、ネクリア様をずっとお慕いしますわ。
「あら、ご機嫌ようティナ。今日も良い天気ですわね」
「ええ、そうですわね…」
私、ティナ・アルベルトはネクリア様のご命令とあれば、何でも致しますわ。
例え、それが酷い事だとしてもです。
黒くて艶やかな長い髪、上に吊り上がった切れ長の目、長くて綺麗な手足に大人っぽい雰囲気。
何処からどう見ても、美女です!
男なら惚れてしまいます。
私が保証致しますわ(`_´)ゞ
「ねぇ、ティナ。貴方なら私の"お願い"何でも聞いてくれるのよね?」
「ええ、勿論ですわ!何でも言ってくださいね!」
まあネクリア様、いつもは私の事頼って下さらないのに、、、
今日は良い日ですわね!
「ええ、その…今じゃなくてイイわ」
「あ、そうなんですの。分かりましたわ!いつまでもお待ちしております」
私はつい興奮しすぎて、ネクリア様に突進してしまいましたわ。
お恥ずかしいですわ\(//∇//)\
そういえば私、いつも思うのですけど何でネクリア様、ハンカチを口元に近づけているのでしょう?
しかも私が近ずくときにだけ…
っっは!
もしかすると私、ネクリア様を知らず知らずの内に不快な思いにさせていたのではないしょうか?!
顔がどんどん青白くなっていくのを感じます。
「ネ、ネク、ネクリア様!?あ、あの、私、ネクリア様のこと、な、何か不快にさせる様なことをしてしまいましたか!?」
あまりの緊張のしすぎで沢山噛んでしまいましたわ。
とても恥ずかしいです。
地面に今すぐ穴を掘って隠れてしまいたいですわ。
「?いきなりどうしたんですの?貴方らしくありませんわね。別に貴方は私に何もしていませんわよ?安心なさい」
よ、よかったです〜( ´ ▽ ` )
一気に力が抜けてしまいましたわ。
、、、でも、何で未だにハンカチを口元に…
何だか心配になってきましたわ。
ですが、いつまでもモジモジしていても仕方がありませんよね。
いつも通り、堂々としていなければですね♪
ネクリアが、主人公が近づくときにハンカチを口元に近づけるのは、あまりにも主人公が臭いからですwでもそれに気づかない鈍感系主人公ですね( ´▽`)