模試の結果。
Ep.42です!
よろしくお願いします!
模試の結果が入った書類を手にし、放課後、泉と輔と集まる。今日は3人で結果を見る約束をしていたのだ。
「……準備はいいか?」
泉が意を決して言う。
俺と輔は頷く。
「じゃあ、、開封します!」
泉の言葉を合図に各々が書類を手にする。
……手が震える。
深く1つ息を吐き、いい結果であってくれと願いながら結果が入った書類の封を開ける。
結果は、
……思ったよりも点数が低い。
俺は分かりやすく落ち込んでしまう。泉と輔にあまり心配をかけたくないのに、2人を心配させてしまうことになる。
「悪い。」
俺は2人に謝る。
「そんなこともあるって。大丈夫だよ。」
「俺もこないだの模試ひどかったからなぁー。」
2人は笑ってくれる。
泉と輔の結果は、まずまずといったところだと言う。
2人とも一喜一憂せずに、今を受け止めるように頷いていた。
なんだか格好いいな。
そんなことを思った。
今日は輔も泉も塾やらで予定がある。俺は、2人と別れた後、目的もなしに道を歩く。
……家に帰りたくない。
俺が勉強するための時間を、父親は捻出してくれようとしている。この模試の結果を、どう伝えればいいのだろうか。
あの家で、今の俺の役割は受験生として頑張ることだ。……結果を出していない俺は、やっぱりなんの意味もないんじゃないか。
「帰りたくないなぁー。」
あたりは暗くなる。
この空間にずっと留まりたい。家に帰りたくない。
俺はその場にあるファンスにもたれかかり、しゃがむ。
あー、……また泣きたくなってきた。
ーーしばらくして、泣いてスッキリした俺は、立ち上がって家に向かう。
目が腫れているのか、目の前が霞んでみえる。
こんな顔、見られたくないなぁ…。
家に着くと、父親はそんな俺をだまって迎えてくれた。
「おかえり。」
「……ただいま。」
俺がお風呂から上がると、テーブルの上には、温かいミルクコーヒーと、ホットアイマスクが置いてあった。
父親は、やさしく尋ねる。
「明日あいてるか?」
「うん」
「輔くんのお父さんと輔くんとご飯食べようってことになったから、一緒にいかないか?」
「うん、分かった。」
俺の返答を聞いて、父親は優しく微笑む。
「おやすみ」
「おやすみ」
ありがとうございました!!
これからもよろしくお願いします!




