これからのこと。続
Ep.33です!
よろしくお願いします!
久しぶりに、千夏さんの職場に顔を出す。
今日は千夏さんの職場で輔と待ち合わせをして、ご飯を食べてからカラオケにいく予定がある。
「久しぶりだねー、あゆむくん。」
ちょうど出勤した千夏さんが、鞄と上着を椅子に置きながら声をかけてくる。
「お久しぶりです。」
「今日は輔くんとご飯食べてくんだっけ?」
「はい。」
「おっけー!今日はカレーの日だよ!」
「楽しみです。」
輔が来るまで俺はカウンター席で宿題をして過ごす。3年生になってからは受験勉強も兼ねた自主学習の割合も増えた。
今日ここに持ってきたのは、数学の問題集だ。去年の習ったところを復習する。
「頑張ってるねー!」
スープを作りながら、カウンター越しに千夏さんは俺に言う。
「はい。」
「なんか受験生って感じ!」
「……まぁ、まだ受験するかわかんないですけど。」
「そうなんだ?!……なんで?」
「まぁ、、色々。勉強する時間もあんまないし、家も大変だし。」
俺の答えに、千夏さんはスープを作る手を止めずに言う。
「そっか。……そういえばね、こないだカレー粉を使って初めて自分オリジナルカレーを作ってみたんだよね。
いつもはさ、何か新しい料理を作るときはレシピを見て、その通りにやるんだけど。
でも、その時は雰囲気というか、自分が入れたいスパイスとか具材とか入れてみたんだよね。
そしたら案外美味しく出来てさ。お!良い加減じゃん!って。
……したらね、ふと思ったの。よく悪い意味で使われるいいかげんって、実は良い加減じゃない?って。」
千夏さんは、俺を見て続ける。
「あゆむくんのことだから、どれもこれも真面目に考えて、ごちゃごちゃになってるんじゃないかな?
あゆむくんは、いい加減をみつけてやればいいのよ。いいかげんにね。
考えて迷うぐらいなら、おもっきり動いてみなよ。
案外上手くいくかもよ?」
その言葉は、俺の背中を少し押してくれる気がした。
もうすぐ年末!仕事納め!
頑張りましょうー!




