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晩酌②

Ep.25です!

よろしくお願いします!

 その日、帰宅した父親はいつも以上に疲れ切った顔をしていた。


「おかえり。疲れてる?」

俺は、父親の顔を覗き込んで尋ねる。


「……あぁ、うん。ちょっと忙しくて。帰りが遅くなってごめんな。」


「ううん。お疲れ様でした。」

「ありがとう。」

「ご飯、食べるでしょ?」

「うん。今日はおでんか。」

「そそ。午前中時間があったから、作ってみた。」

父親は、部屋を見渡しながら言う。


「部屋も綺麗にしてくれてるんだな。」

「まぁ、時間あったからね。」

俺は笑う。


「……お前、自分の時間つくれてるか?勉強とか、大丈夫か?」

心配そうに父親は俺を見る。


「まぁ、なんとか。」

から笑いで俺は応える。


温まったおでんとおかずを持っていく。


箸を進める父親の横に座って、一息つく。この時間が俺は心が落ち着く。



ご飯を食べながら、父親が語り出す。

「この前さ、あゆむ言ったじゃん。…友だちに助けを求めてよかったって。」


「うん。」


「……今日さ。たまたま上司と昼ごはん一緒に食べることになったから、少しだけ話をしてみたんだよね。」


「うん。」


俺と父親は、ただ前を向いてやりとりを続ける。



「……1人の人として、理解はしたいと思うって言われた。だけど、今俺に休みを取られたり、抜けられたりするのは正直痛いって言われて。


まぁ、そうだよなって思ったけど。ちょっとだけ傷ついた俺もいるんだよな。


…助けを求めるって、こういう痛みもあるかもしれないことを受け止めてやらないとダメなんだなって思った。」


「……大人って大変だね。」

考えた末に出てきた言葉を紡ぐ。


「そう。大変。」

父親は、俺をみて笑ってみせる。


「父さんは、その上司に話をして良かったって思う?」

「まぁ、少し気が楽になったかな。だから、良かったとは思う。」


「そっか。」



コーヒー牛乳を使って、俺は席を立つ。

「まだ寝ないのか?」

「うん。明日も休みだから、勉強するよ。」

「そうか。」


「そうだ。来週の火曜日、れんが学校で校外学習に行くらしくて。お弁当がいるんだって。その日父さんの弁当当番だけど、出来そう?」

「うん。大丈夫。そうか、れんのお弁当か!キャラ弁とかがいいのかな?」

父親は嬉しそうにしながら悩み出す。


「普通のでいいでしょ。笑 タコさんウインナーを入れてあげたらいいんじゃない?」

「そか。わかった。」


「よろしく。じゃぁ、おやすみ。」

「おう。おやすみ。早く寝ろよ。」

「うん。」




ありがとうございました!

次回もよろしくお願いします。

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