表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/43

父との時間 続

Ep14です!!

よろしくお願いします!

 勝負は、俺が勝った。やはり運動は、適度にやっておくことが大切だ。


引き続きミニゲームをやって、気がつくと小一時間が経っていた。


お互い汗を流していた。

汗を拭きながら、父親は少しスッキリした表情を見せる。


 公園を後にした俺と父親は、近くの銭湯に行き、汗で冷えた身体を温める。


湯に浸かって身体も心も芯から温めていると、父親が隣にやってきて話しかける。


「……あゆむは、学校辞めたことを後悔してないか?」

父親は、俺を見ずに聞く。


「……どうなんだろうね。必死になって合格した学校だったから、辞めることになったのは悔しかったのかもしれない。負けたんだな、とは思った。」


「……負けた?誰に?」

「……分からない。誰に負けたんだろうね。」


ーー強いて言うなら、この世の中に。

周りの同級生たちに。

俺自身に。


………分からない。


ぼっと、思考を続ける俺に、父親は言う。


「…悪かったな。お前に迷惑をかけたかはなかったんだが。」

「仕方がないよ。今の学校のみんなも好きだし。楽しませてもらってるよ。」



 まだ夕方だと言うのに、すでに薄暗くなった道を歩きながら、家に帰る。



「……この生活、いつまで続くんだろうな。」

父親が、ぽつりと言葉を漏らす。


「職場のみんなにもあんま言えなくて。……言ったら恥みたいで。ひとりでやんなきゃいけない気持ちになって、しんどくて、なんか孤独で……」



父親も同じことを考えてたのか。

そう納得していると、父親が続ける。

「悪いな、お前に弱音吐いたって。お前にも無理させてるのにな。」


「ううん。俺も父さんが同じこと考えてたんだって思って、ちょっと安心した。」


父親は、小さく笑う。

「なぁ。あゆむの担任の先生が言ってたよな。」

「ん?」



「助けを求めることは恥ずかしいことではなくて、勇気ですって。」

「あぁ、初めて俺と父さんが面談に行った時に、家の事情を話したら、そう言ってたね。次の一歩になりますって。」


「……あれ、…ほんとうなのかな。」

父親は呟く。


「どうなんだろうね。……でもさ、今の友だちはみんな、力になろうとしてくれるんだよね。」



それはきっと、樹や花音も同じだったのだろう。


なのに、差し伸べられた手を振り解きたくなるのは、なぜなのか。



「晩ご飯は、お好み焼きにするか。」

「いいね。れんも喜ぶよ。」

父親の提案に賛同して、俺は考えるのを止めた。

ありがとうございました!!

次から、少しずつ物語が変化していきます♫

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ