日常と化した家でのこと
Ep.12です!!
今日もよろしくお願いします!!
土日は学校がないので1日中家にいることが多い。いつもよりも自分の時間が取れるので、昼寝をしたり勉強をしたり、趣味をしたりと楽しむ余裕が少しある。
母親の調子は、悪くなっている。寝込むことが増え、起きてきたかと思えば、家族に対しての僻みなのか自分に対しての不甲斐なさからなのか、俺たちに嫌味のようなことを言うようになってきた。
「あゆむ、あんた友だちいないの?」
不意打ちを突くように母親は言う。
「みんないい人だから、出来たよ。」
「ならなんで家にいるの。まだ馴染めてないんじゃないの?」
「……そんなことないけど。」
……これ以上話をしていたら喧嘩になる。そう思った俺は、一旦家事を辞めて部屋に戻る。
母親が寝たことを確認して、再び家事を進める。
夕飯を作り終えて、父親が帰ってくるまで少し寝ていると、父親の怒鳴り声で目を覚ます。
「お前いい加減にしろ!」
身体がびくりとして心臓の音がうるさく高鳴るものの、両親の喧嘩は慣れたものだ。
母親の泣き叫ぶ声が聞こえたところで、俺は家の窓を閉め切る。
両親が喧嘩を始めると、れんが泣くのだ。
いつ、近隣から苦情が来るかとヒヤヒヤする毎日だ。
俺はため息を突いて自分の部屋にこもる。
父親は、穏やかな性格で俺たち子どもを叱る時でさえも、冷静に話をする人だった。声を上げることはなかった。
今日のように怒鳴り出したのは、ここ最近のことだった。
喧嘩が終わったところで、父親が声をかける。
「……ただいま。悪かったな。色々とありがとう。」
そう言う父親の表情は、疲れきっていた。
「ううん。お疲れ様。」
「……ちょっと出てくる。」
「ご飯は?」
「先食べててくれ」
父親は、母親と喧嘩する度に、外に出るようになった。夜の少し冷めた風に当たりながら、散歩をすることで気分転換をしているようだ。
「…うん。わかった。」
ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!




