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第3話 『そりゃあ隣国も気が気じゃないよね(こっちはそれどころではない)』


 それからのファリス・タリーズは、フィールドワークという名の被害調査でシャンルー峠の周りを駆けずり回る。


 領主様に改めて調査許可をもらいに行った時、地理に不案内なファリスに二名の護衛騎士を付けてくれた。

 領主様がファリスをまだ密使と思っているからかなと思ったが、有難く受ける事にする。

 三日間で準備を整え、いつまで経っても研究所に帰れないのを嘆きつつ、ファリスは騎士団の駐屯所に向かった。


「…………え?女?」

「まじか…………」

 合流した二名の騎士たちはファリスを見て呆気に取られていた。

「あー…その、ファリス・タリーズと申します。よろしくお願いします」

「あ、どうも。シャブナム・サンマルクです」

「アニマトレ・クラシキです」

 黒髪の背の高い方がサンマルクさんで、人当たり良さそうなのがクラシキさんとファリスは頭にインプットする。

 どうも男が来ると思っていたみたいで、ちょっと失礼とサンマルク氏が断りを入れて、クラシキ氏と二人で背中を向けてごそごそ話し始める。

 聞き耳を立てていると、男二人にうら若き女性(実際そう言っていた)一人とか、倫理的にどうなのかとか、女性が野宿に耐えられるのかとか心配されているようだった。


 研究所にいる男たちは女の子扱いすることなど皆無なので、ファリスを女性として接してくれる二人に感動が止まらない。

 最近は本人すら自分が女だという事をうっかり忘れることが有るだけに、ちゃんと男性からは女として認識されるのが嬉しくなってきていた。

 ちなみにファリスにしてみれば、男集団に女一人というのは今の職場がまさにそれだし、野宿も遺跡調査で慣れているので問題とも思っていない。


 二人はファリスを気遣ってこのメンバーでいいか再三確認してくれたが、ご心配なくと返すファリスの言葉にお世辞はない。そのため二人はちょっと複雑そうな顔になるものの、予定通り調査に入る事には同意してくれた。

「じゃあ、よろしくお願いします。サンマルクさん、クラシキさん」

「ああ、俺の事はシャブナムで」

「オレはアニマで良いよ。えーと、名前でお呼びしても?」

「全然かまいませんよ。私、そもそも平民ですし」

「なんだ全員平民出身か。じゃあファリスさんで」

「はい。それでいいです」

 そこから打ち解けるのは結構早かった。

 コミュ―ネス領の騎士団は平民出身が半分くらいいるそうで、貴族出身者とも割合仲良くやっているようだ。国境の町で比較的隣国との小競り合いも定期的に起こる土地柄のため、団結しないと乗り切れないらしい。


 初顔合わせからの一回目の調査は二泊三日の行程となった。

 まずは調査ルートの選定と定点観測位置を決め、新たに誕生した湖を尾根から眺める。

 取り敢えず現状の確認をしてファリスは街に引き返し、上司への報告書の作成に取り掛かった。


  *


‘’考古学的見地から見る街道整備に関する留意事項の報告書 第6報

報告者:考古学研究所古文書解析課 ファリス・タリーズ二等調査員


ブルエトス・コミュ―ネスの物流状況は街道不通がようやく認知され始め、船舶の調達も進んだこともあり、港の倉庫への在庫滞留状況は改善されつつある。

港隣接の造船所では、街道不通の長期化が予測されることから、商機とみて商船の受注が相次ぎ活況を呈してきた。


新たに出来た湖は、領主との協議結果サブメルサと呼称する事とした。


サブメルサ湖は現在も拡大を続け、上流域にあった二つ目の村が水没。

湖の形成原因となった土石流の閉塞は変化なく、未だに堰き止められた川の流れは復活していない。

そのためブルエトス・コミュ―ネス西方を流れる川の河口付近では、海水の逆流が発生。周囲の農家の飲み水と、灌漑用水に影響が出始めている。

同現象はコミューネス伯の対応できる範疇を超える可能性があるため、王都からの領民救済措置の可否について留意願いたい。


現在国境の番所からサブメルサ湖までの間は無人地帯となっており、人の往来は絶えている。

今後は街道の破損及び水没の状況を確認し、長期化が予想される街道復旧を念頭に置いた調査を開始する予定である


以上‘’


「あーあ、やっぱり水位上がって来てますね」

「これから雨期になるから、水がいっぱいになるのもそう先の話じゃない気がするな」

「川に水が流れるようになって欲しいけど、もし崩れたらえらいことになるよな?」

 ファリスの心配そうな声に、シャブナムとアニマも水面を見下ろしながら答える。

 先週調査用に船を一艘浮かべておいたと良い笑顔で領主様に教えられていたが、今のところ使用する予定はない。

 サブメルサ湖が出来たせいか、時折湖岸で土砂崩れが起こっており、近づくにも結構勇気がいるのだ。先週船を担いでえっほえっほと道なき山を駆け上がっていった騎士団員を、ファリスは心底尊敬する。

「街道もだいぶ水没してますよね?」

「もう三つ目の村が水の下になったっぽいなあ」

「魚採れるのかな?」

「あまり期待できないだろ。餌もなさそうだし」

「おーい、二人とも、そろそろ移動しようよ」

「あ、すみませんアニマさん」


 このメンバーでの探索も三回目になると、段々役割分担めいたものが出来てくる。好奇心に負けてふらっと行ってしまうファリスを、大体横にいるシャブナムが首根っこを捉え、アニマが(たしな)める。

 移動中も何か見つけて脇道に逸れようとするファリスを捕まえて説教する間に、アニマが先々の安全を確保して知らせに来る……


 そんな扱いを受ける日々が続くと、ファリスも子ども扱いじみた待遇をされていたのに感づく。

「なんか、私トラブルメーカーみたいな扱いではないです?」

 夕食の席で焚火の向こうの二人に毒づくファリスは、手持ちのワインを飲み干して不機嫌そうに問いかける。

「いや、実際その素質があるというか……」

「男集団との団体行動平気とか、野宿上等とか変わった女性とは思ったけど、その度胸の良さは女にしておくのは勿体ない」

 二人の遠慮のない返答に、ファリスはむくれてもう寝ますと言って毛布にくるまってそっぽを向く。

 そんなファリスを男二人は苦笑いを浮かべて眺め、この護衛対象殿の事を色々考える。


 ファリス・タリーズという人物は、気兼ねなく会話できるし、性格も気さくで人懐っこい。ああこりゃ生まれ故郷でもたくさんの男性を勘違いさせて来たろうな……と、思う位には人当たりも良い。

『しかも結構可愛いときたもんだ……』

 夜の警戒当番の交代時に、シャブナムとアニマは度々このお姫様の人柄や容姿について話し合っていた。まあ、話し合うというほど真剣なものではないが、どうにも危なっかしい姫様を、二人でどうやってフォローしていくかという話が主だ。

 話し合いの結果、シャブナムが大体横にいて、アニマが周辺を見て警戒や護衛をするという基本方針を決める。


 しかし、好奇心が強すぎてトラブルを呼び寄せる所や、たまにそそっかしい行動をする事を差っ引いても、ファリスに護衛が必要なようには見えない。

 二人の目から見ても、容姿や性格はともかくとして、現場の状況を正確に把握し、領主様や王都の上司に的確な報告を上げている。洞察力にもすぐれ、合理的で明晰な頭脳は素直に賞賛できるものだ。

 勘や感覚の鋭さも中々で、幾度となく野獣の急襲を事前に察知して見せたりもした。


 なのでよく解らない考古学なんてものに興味を無くし、コミューネスに引っ越してくる気になったなら、騎士団も諸手を上げて彼女を厚遇して囲い込むだろう。

 今は考古学なんたらという組織以外の所からチョッカイを掛けられたくなくて、護衛という形で監視と保護をしている……と、いうのが領主様の本音ではないかと二人は考えていた。

「そんで、アニマはどう思う?ファリスが密使だって領主様は仰っているが……」

「あり得ないだろ。そんな裏表ある人間に見えないし、本当に密使なら今頃王都に帰ってるって」

「だよなあ。上司に裏切られたとか人身御供だとか愚痴ってたのがどう考えても本音だよな」

「我らが宰相殿とファリスの上司が仲良しらしいから、きっと王家の無茶振りに付き合わされてるんだろうて」

「コレジャナイ王国だもんな、我が国は」

「平民は自衛と先読みしてナンボ、貴族様たちは独断専行で帳尻合わせしてナンボだからなぁ、我が国」


 諦めとも納得ともつかないそんな会話を交わしつつ、アニマはシャブナムに先に仮眠するように言い、シャブナムもそれに素直に従った。

 そして先にフテ寝したファリスがもう寝息を立てているのを確認すると、本当に肝っ玉の座った女だなと思った。

 別に密使も難なくこなせそうな人物と思ったが、本人に伝えると確実に嫌そうな顔をするだろうと思って、黙っておくことにした。


 やがてシャブナムも瞼が重くなり、虫の音と焚き火の薪がはぜる音を枕に意識を手放した。


 

  *


 およそ王国というものは本来上位下達、君主の専制というのが当然であり、事実コレジャナイ王国の周辺国家はどこもこの形式に当てはまる国ばかりだった。

 しかし代々の国王による突発的な暴挙とその帳尻合わせを繰り返し続けた結果、コレジャナイ王国の平民は周辺国と少々違う国民性を身に着けている。

 具体的に言うと、王家を立てて従ったフリをしつつ、一方的な損失を被らないよう抜け目なく立ち回るようになったのだ。


 そして王家と平民の板挟みとなる貴族達も、他国とその性質を異にする。

 王家の意思を平民に伝えれば反発や妨害に晒され、王家や政府からはノルマや催促、否、督促を受けるといった、日々半端ない圧力を受ける立場なのだ。

 特に歴代王様の無茶振りが発生した後は、貴族位の上下を問わず悲壮感を隠しもしない、彼等の右往左往を見ることとなる。


 そのとき彼らの苦労を眺める平民達は、ああはなりたくないと心底思うのだ。


 それだけに普段は、平民が貴族や王家を褒め称えることに抜かりはない。

 チヤホヤしておけば面倒事を引き受けて解決してくれるのだ。平民にとってこれほどありがたい存在はないだろう。

 故にコレジャナイ王国において王侯貴族の地位を保証するものは、王家の権威と、『あんなしんどい立場になりたくない』平民の非常に消極的な禅譲と、王侯貴族の地位と名誉を保持する事へのプライドのみである。

 

 と、言った思考をぐるぐるさせていたファリスには、現実逃避に走るだけの理由がある。

 首根っこ掴んで正気に返される役をしばしば担ってくれていたシャブナムと、全力疾走と休憩を繰り返しておよそ三時間。ファリスはがさすがに体力の限界とへたり込む。

「はぁ、はぁ、……っはぁ、えっと……とりあえずシャブ……ナムさんが先に領主様にお知…らせ…ください。……ここまでくれば、あんっ、全、でしょう、から……」

「いや、あくまで一緒に行動したほうが良い」

「な、なん…で?」

「国境線を超えて軍隊を送り込む準備をしている時は、市中に密偵や工作員を潜ませているのは常識だからだよ。ファリスみたいな目立つ人、危害を加えられる可能性、すごく高いの自覚して」

「私、目立ってます?」

「密使扱いを領主様がしているの、お隣の密偵が知らないはずない。街中の宿屋で無防備に宿泊しているなんて、いざという時の人質にファリスは真っ先に狙われる」

「ふええぇぇ」

 シャブナムにすれば実に今更という感じで、驚くファリスに心の中でため息を吐く。

 頑なに領主様の館に寝泊まりせず、街中の宿屋を拠点にしているファリスの周囲に護衛がいるのも気づいてなかったようだ。

「そんなわけで、置いていく事はないから。まあちょっと休憩しよう」

「は、はい」


 ファリスはその場にあった岩の上に座ると、リュックの中から水筒を取り出して勢いよく喉を鳴らす。

 ようやく一息ついた顔になり、ファリスの切羽詰まった表情が落ち着きを見せる。

 だが、水筒を握る手が小刻みに震えているのに、シャブナムは気が付く。

 考えてみれば当たり前の事だが、うら若い女性が襲ってくるかもしれない敵国の軍隊に遭遇したのだ。怖くない訳がない。

「怖い思いさせて、申し訳ない……」

 少し勇気を出してファリスの両手を包むように、シャブナムは自分の両手を重ねる。

 少しハッとしてもじもじしながら、ファリスはまだ微かに震えの残る声で小さくありがとうと言った。


 その後リラックスさせることも兼ね、(ついで)とばかりにシャブナムは街中でもあまり愛想をばらまかないよう注意する。

「でも、この街の人たち気さくだし、別に大丈夫なんじゃ……」

「何で自覚ないか不思議なんだけど、街中歩いててもだらしなく振り返る男と、きつい目で振り返る女の数、半端ないよ?」

 

 そう、ファリスは通行人の挨拶に気持ちのいい笑顔で挨拶を返す。

 顔見知りには気さくな態度で懐にすいっと入っていく姿を、シャブナムは何度も目撃していた。

 故にファリスは恋人や婚約者のいる女性以外から、プエルトス・コミューネスの街ではやたらちやほやされている。

 ご飯を食べに出れば誰かがごちそうしてくれたり、市場を歩けば露店から食べ物を貰い、買い物をすればおまけがついてくる。なんでも一緒に飲む人が居たら酒代も払ったことがないらしく、町の人たちからの愛されっぷりが逆に怖くなる。


 その後麓の集落に到着し、暇そうな伝馬所で馬を調達すると、そのまま領主様の館まで駆ける。

 ファリスが騎乗するのに少し不安があったので、シャブナムは自分の後ろに掴まるように提案する。ファリスは小さく頷いて素直に従った。

 館まで馬を走らせている間、ファリスはぎゅっとシャブナムにしがみついて一言の会話を交わす事もなかった。

 シャブナムはようやく不安と恐怖から解放されて落ち着いたのかと思っていたが、ファリスは何だか今の状況が恥ずかしくなってきて、赤面しているのを見せたくなくてしがみついていたのだったりする……


 館には馬のまま走って入り、慌てて出てきた家令に緊急事態と告げて領主様へのお目通りを願い出る。

幸い領主様は館にいたらしく、すぐさま執務室に案内された。

「領主様、急な申し出受けて頂きありが……」

「前置きは良い、緊急事態であろう?」

「はっ。本日タリーズ殿を伴いシャンルー峠の国境付近まで調査に向かっていた所、峠の頂上より行軍してくる一団を発見し、早急に連絡必要と思い、クラシキを監視に残して館に戻って参りました」

「ブエン・ヴェシノ王国軍か?」

「恐らく」

「数は」

「遠目にて確認したため正確には……」

「構わん」

「恐らく騎兵が五十、槍隊が百ほど、その後ろに随伴の補給隊の荷駄が百ほどかと」

「お隣のいつもの表敬訪問か。懲りん奴等だ」

「如何致しましょう?」

「なに、どうせ湖のせいで先には進めまいよ。何度も来ているとはいえ、山道や抜け道も不案内であろうしな」

「麓の村にいた騎士団数名に斥候を出すよう要請しておきました」

「よし、こちらは軍の編成を進めよう。誰かある!」

 後ろに控えていた官吏がその呼びかけに答えて進み出る。

 領主様は矢次早に指示を出し、騎士団員や文官が一斉に動き出す。

 ファリスとシャブナムは状況が聞きたいからと夕食を共にするよう提案があり、それまでは一休みして来いと労いの言葉を掛けられる。

 二人とも有難く提案を受け、慌ただしい領主の館を後にして、シャブナムは宿までファリスを送る事にした。


「シャブナムが休む時間無くなるんじゃない?」

 領主様の館を後にした二人だったが、シャブナムは当たり前のようにファリスについてきた。

「さっきも言った通り、ファリスに護衛は必要だよ。領主様もそのつもりで俺に指示無かったんだろうし。気にしなくていい、宿で盥でも貸してもらうさ」

「なんかごめんなさい」

「いや、謝る事ではない。これも仕事の一環だ」


 それ以上気にしては余計に気を遣わせることになりそうなので、ファリスは切り替えて考える事にした。

「それにしても、領主様はさすがって感じだったなあ……いつもは気前のいい親戚のおじさんみたいな感じなのに、事が起こればテキパキ指示して、すごいって思った」

「うんまあ、たまに早とちりや思い込みで困った事になるけど、すごくいい領主様だよ」

「そうだねえ…………どうしても密使じゃないって事だけは受け入れてくれないんだよなあ……」

「あぁ、まあ……アレなあ……なんか済まない」

「いやその、シャブナムが謝る事じゃないし、これも仕事の一環と思う事にする」


 ちょっと揶揄(からか)われたことに気が付いたシャブナムはぐぬぬとなったが、ファリスの悪戯が成功した顔でにししと笑い、その顔に一瞬で毒気を抜かれる。

『その顔は、ずるいだろ……』

 無自覚に人の情緒を揺さぶりに来る護衛対象に、シャブナムは内心を悟られないように必死だった。


 翌日には先遣隊として騎馬二十騎が街道の崩壊端部まで先行し、さらに次の日、本隊となる騎馬三十騎と槍兵五十人が補給部隊と共に続いた。

 ファリスもお世話になったシャブナムがいた本隊を見送る。

 騎馬隊はファリスの視線がシャブナムに向いていると判るや否や、隊列を乱してシャブナムをどつきまわし、騎士団長から騎士全員が大説教を食らった。


 その後ファリスは軍のにらみ合いがどうなったか気を揉みつつも、二日掛けて王都の上司への報告書を書き上げた。

 思いっきり伸びをして表通りに出ると、顔なじみになった駅馬車の吏員に手紙を託す。

 今日くらいは気楽に飲み屋にでも寄っていくかと思っていたら、領主様の館で見かけた記憶のある男性が、こちらにまっすぐやって来るのが見えた。

 嫌な予感はしたが、用事は他の誰かだろうという期待を胸に通り過ぎようとしてにこやかに挨拶する。

「こちらにおいででしたか、タリーズ殿」

「ご、ごきげんよう」

 用事が自分と知れると、ファリスは尚も抵抗すべく通り過ぎようとした。

「領主様がお呼びです。一緒に夕食をと言付かっております」

「そ…………それはまた、是非にでも……」

 このタイミングでお呼び出しなんてきっと禄でもない依頼だろう。

 それだけは確信しながら、引き攣る頬を何とかもみほぐしてファリスは笑顔を作った。


つづく!

次回は5/5(月)の予定です!

よろしくお願いします!

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