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座椅子は用意しています。

サバクタニ。

作者: caem。


 エリ エリレマ サバクタニ 大天使がいたらしい


「汝の罪を数えるに」


 付き添いの巨神 サンダルフォンがおとなしかった


 年末になると忙しいらしい 秤の数が足らないらしい


「はーい、あなたはコッチですよ」 「キミはコッチですよ」


 毎年恒例の儀式だ サバクタニは兎に角 忙しかったらしい


「悪魔はコッチですよ? 判子を押してくださいね」


 亡者の手続きがめんどうくさい 神様が遊んでいるから


 早く女神様になりたかったのに 受付嬢でしかならないから

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