表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

41/84

祝宴

「らみ 私達は魔王城へ帰宅して帰ります 何かあったら魔力レシーバーで連絡してくれるとうれしくてよろこばしいのです」


 アガレスちゃんはギガレスちゃんとともに魔王城へ帰り今後の方針を考えるようだ

 ギガレスちゃんは今回の件で深く反省しているがアガレスちゃんとしてはこのままでは魔王としての体裁がたたないこともありギガレスちゃんを魔王城に幽閉 監禁 という形でそばに置くことになっているらしい


「らみー これからどうするんだー」


 竜車に戻るとアスモが珍しく真面目な顔をして聞いてきた


「うん どうしよっかなぁ」


 私はこれからのことなどあまり考えていなかったがミカエルちゃんに貰ったチケットを使いいつか元の世界に帰るんだろうなと思っていた

 ただ実際このチケットを使う前にもう少しこの世界を楽しんでみたいなと思う心もあった


「らみ とりあえず リストやラミスがつくった丘の上の家に行くミュー」


 みゅーが頭の上から私の頭をポンポンしながらそういった


「んまぁ そうですわね それがいいですわね らみ そうしなさい 」


 私達の話を聞いていたナベちゃんが嬉しそうに自分の手をポンと叩いた

 丘の上の家はお父さんとお母さんがこちらにいた時に立てた家で逆召喚の際小さなアスモに移譲するようアガレスちゃんに頼んでいたというのだが当のアスモはサキさんのはからいにより一度もこの家に住んだことがなくその後のこの家のメンテナンスはラミス4天王とタマちゃんが行っていたという


 私は他に考えもなかったためこの案に乗ることにした


「うん じゃあ 丘の家にいってみる」


「じゃ 決定だな」


 アスモは少しうれしそうにニコッとすると御者席へと戻っていった


 私達はこの日川の温泉で一泊することになった


「はあぁん みんな はやいの ねぇ ふふ 」


 川の温泉宿屋で迎えてくれたのは元魔王ラミス4天王の一人でサキ・ホテルアンドリゾーツグループの会長であるインキュバスのサキさんだ


「らみぃ ねぇ 疲れた でしょ 今日は私の おごりだから たくさん楽しんで イッて うふふ ねぇ」


 サキさんは触鬼を見事に討伐した私達のパーティーに大掛かりな祝宴を用意してくれていたようだ


 私達は川の温泉の宿屋の中にある大宴会場へと足を進めた


「あはぁーん みなさぁん 本日は サキ・ホテルアンドリゾーツ主催の強化触鬼撲滅の パーティーに お集まりいただき ありがとうございます 触鬼排除 の折 この国の経済へのダメージは計り知れませんが 本日集まっていただいた皆様にはよりよい関係を 築いていただければと おもっています ねぇ」


 サキさんは会場に集まった各界のトップなどに向けたメッセージをいつもの口調より早く語った

 私達は壇上に呼び出された後紹介され盛大な拍手と称賛をうけたあと用意されたテーブルへとついた

 どうやら私達はサキさんの仕事の道具に使われたようだが商業界に顔の効くタマちゃんはあちらこちらへいって自分のステータスを開いて

 は相手と連絡先の交換などをしているようだ。強化触鬼がいなくなったあとしばらく王国は混乱に陥るだろう 

 各界トップと面識と交流をはかる良い機会なのかもしれない


 私は疲れてはいたがテーブルにある食事は美味しく楽しいひと時がすごせた


 川の温泉を満喫した2日後私達は丘の上の家へ向かって出発したのだった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ