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再会

 私達がタマちゃん達が戦っているであろう部屋についたときタマちゃん達は触鬼に囲まれ交戦中だった


「タマ 後ろ 左 左 右」


 3眼の能力を使い相手の不穏な動きを察知したアルミちゃんの声がタマちゃんに360度の状況を伝えタマちゃんの

 分銅がそれに答えるように敵に襲いかかる


「にゃ 次から次へとわいてくるにゃ 一体どうなってるにゃ」


 タマちゃんもアルミちゃんも今までの戦闘でかなり消耗しているようだ。私は魔力レシーバを使い戦闘中の部屋に入ったことを伝える


「タマちゃん アルミちゃん みんな来たよ もう大丈夫か な?」


 私は魔力レシーバに声を送った後 部屋の中の異変に気づいた

 タマちゃんアルミちゃんに向かっていった触鬼たちはことごとく蹴散らされているのだが倒した同じ数だけ部屋の隅から触鬼が湧いてきているのだ

 タマちゃんアルミちゃんのまわりにはたくさんのドロップ品が散乱している


「なんでこんな事になっているのでございますの」


 ナベちゃんも不思議な光景を目の当たりにして動揺を隠しきれない


 私達はタマちゃんとアルミちゃんを援護するため戦闘状態に入る


「きゃあ こないでって いってるんでございますのに んもうっ んもうっ んもうっ こいつめっ」


 ナベちゃんは相変わらず闇雲に鞭を振ってるように見えるのだが狙いは百発百中だ


「マヨネーズ マヨネーズ ハバネロソース!」


 私も負けじと発砲する やはりこの魔法砲は使い勝手がいい 相手がどこにいようと命中する。私がどんな格好で撃とうが命中する 試しに後ろ向きになって股の間から撃ってみたらこれまた命中だ。


「くさい うるさい めんどくさい」


 アガレスちゃんは不機嫌そうに一人ブツブツいいながら大量の魔気をまとい 触鬼を倒しながら ボスらしき娘の前に歩み出る


「お姉さん どうして・・・きゃあ」


 アガレスちゃんが口を開いた瞬間ギガレスの呪縛がアガレスちゃんを襲い紫の球体へアガレスちゃんを閉じ込めた


「アラ あーちゃん 久々に久しぶりで 会ったな あーちゃん ああ この呼び方は嫌いだったっけ アガレース それにしても よくここを理解して分かったな 触鬼たち アガレスを捕縛して捉えろ」


 ギガレスと呼ばれたアガレスちゃんとそっくりなその少女は触鬼たちを動けないアガレスちゃんにけしかけた


 一方私達は減らない触鬼たちとの戦闘でどんどんと戦力を奪われていた。最初ばらばらで戦っていたはずの陣形もいまでは皆中央で触鬼に追い詰められ囲まれていた


「ぼく 行かなきゃ ぼく 行かなきゃ」


 私の服の端をぎゅっと握っていたアスモも命の危険を感じだし旧魔王アスモディウスへの変貌を遂げるために服を脱ぎ始めた


 そして一匹の触鬼がアスモへ飛びかかった瞬間その方向の触鬼たちが海が割れるように爆ぜていく


「はいー こんにちはー お元気でしたかー 今回不本意ながら登場いたしました アスモちゃんですよー らみー 俺の嫁ー 元気だった んまっ んまっ」


 アスモディウスはそう言いながら私に投げキッスを送ってきた

(しまった 覚醒させてしまったわ)


「カンナ ナベちゃん おっひさー いつ見てもかわいいね そこの猫ちゃんたち僕の近くにおいでよー ほら こっち こっち」


 アスモディウスは私達を集めるとアガレスちゃんがいる方向と私達のいる方向だけをのけ口から火炎を放射し触鬼たちを薙ぎ払った


「ア アスモ 口から火を 吐けるの?」


「ははは らみーやってみたら できたわー 昔ファイアドラゴン食ったからな」


(・・・規格外 だわ)

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