サキさん
いつも読んでくださり有難う御座います
砂漠のオアシスサキュバスの街へつくとサキさんという人がお付きの人を3人ほど従え迎えてくれた
街の状況は城壁の外ほど荒れてはなく人々は安穏と過ごしているようにさえ見えた
この世界では普通なのかもしれないがサキさんはシースルーのパレオに水着?下着?のような出で立ちで
女の私でも目のやり場に困るほどの露出度だ。まるでセクシーが服を来て歩いているようだといっておこう
「はぁ なべちゃん とおいところ きてくれて ありがとう ねぇ アスモちゃん元気にしてたぁ ねぇ」
サキさんはゆっくり吐息のような声でしゃべりしゃがんでアスモの頬に手を添える
「しゃきしゃきしゃんは おげんきでしゅたか ぼく行かなきゃ ぼく行かなきゃ」
(ん どどどうした アスモ そしてなぜ ぬごうとしている)
私はあたふたとアスモを押さえつける
「あらぁ アスモ様 ひさしぶりだから 緊張しちゃったの カチコチ よ かわいいわ ふふ ねぇ」
サキさんはそっとアスモの頬から手を離すと上目使いのまま髪をかきあげ私をみる
「かわいい 娘 ねぇ なべちゃん この娘 は 」
(うわあ どきっとしちゃった これがセクシー これが女の色香なの すいこまれそうだわ )
「サキちゃんこの娘はアガレス様が助っ人に呼んだラミス様とリストちゃんの子ですのよ」
ナベちゃんがそういうとサキさんは目に見えるのではないかと思うほどのピンクのオーラを撒き散らし私の耳元でささやく
「ふーん ラミス様 と リスト ちゃんの 子供 なの ふふ よ ろ し く ねぇ」
そしてゆっくりと首筋に息をふきかけられた
(わたし 行かなきゃ わたし 行かなきゃ ぬがなきゃ )
「みゅー」
「らみ!」
ナベちゃんとみゅーの一喝で現実世界にひきもどされる
(あぶねー あぶねー もう少しで 裸でリンボーダンスを踊るところだったわ サキさん こわっ)
「サキちゃん もう知ってるかもしれないでございますけど・・・」
ナベちゃんがなにかを切り出そうと言葉を発する
「イヤン ナベちゃん あ と で ねぇ」
サキさんはいつもはゆっくりな口調を少しだけ早めてナベちゃんを制止する
「あはぁん もう私 汗かいちゃったわ はやく シャワー 浴びたいの ねぇ 私のおうちに 来て ねぇ」
そしてサキさんの案内で私達はサキさんの住んでいる豪邸の一室に案内された
来る途中サキさんの緊張の度合いを不審におもった私はサキさんの付き人三人をトゥルーネームで観察してみた
(っく 触鬼)
サキさんの付き人の3人のうちの一人は触鬼であった
サキさんは家につくと付き人に「もぉ いい わよ ありがとう ねぇ」といい人払いをする
「さぁ ここなら 少し 安心かしら ねぇ らみちゃん もしかしたら 気づいたの ねぇ」
サキさんはお茶をいれながら少し青ざめている様子の私を気遣う
「サキさん・・・あの お付きの人の中に触鬼が・・」
「らみ 本当なのでございますか?」
ナベちゃんは私の言葉に驚いた様子で私を見やる
「ナベちゃん その事 なんだけど 私 ねぇ うすうす 気づいてるの あぁ ただ 敵の 動きが わからない でしょ 泳がして 探っているの ねぇ」
サキさんは私達のお茶を入れ終わると自分の席に座りお茶を一口すすった