みゅー始動
魔王が育てる勇者物語、ラミスとリストが現実世界へ帰った三十数年後のお話です
(みゅー異界対策プログラム始動開始、みゅーアップデータリード)
みゅーは異世界産の白いふわふわのぬいぐるみだ 現実世界で私が小さな頃母にねだってっもらったものだ
「おかあしゃん みゅうかわいいね みゅうちょうだい 」
私は母のカバンにキーホルダーでぶらさがったみゅーと呼ばれているぬいぐるみをてにとりながら母にねだる
「んー そうねこれはすごく大事なものなの、だかららみがもう少しだけ大きくなったらプレゼントするわね」
母はそうゆうとカバンについたままのみゅうをそっと私の前に置いた
「やったーはやくおおきくなぁれ わたしー」
そして月日は流れ私が中学校へ入学した日の帰り道唐突に母がこのぬいぐるみを私にくれた
「あなたが困ったとききっと支えになってくれるから。大事にしてね」
そうゆうと母は私のカバンにみゅーを取り付けてくれた
そして高校生となった私はみゅーをあるときはカバンにあるときはスマートフォンにそしてあるときは枕元にといつもはなさなかった
「らみ おきてみゅー らみ おきてみゅー」
暗闇から私を呼ぶ声が聞こえる
(あれ たしか私はスマホのゲームのクライアントをダウンロード中に眠くなったんだっけここはどこだろう....ってみゅーしゃべってるーそして動いてる?)
寝転んだ体制の私の頬をポンポンと柔らかな手でたたきながらみゅーは私を起こそうとする
(これは夢ね 夢とわからない夢もあるというけど... こうゆう夢はドキドキして好きだ。もう少し夢の世界を楽しむとしよう)
「どうしたの?みゅー」
みゅーに話しかけてみた
「あのね らみ アガレスちゃんが助けてっていってるみゅー」
「アガレスちゃん?」
私はみゅーを抱き上げながら体を起こしまわりを見回す
うすぐらい石畳の部屋に魔法陣のようなものがありその中に私はいるようだ
普通ならばここでパニックになってもおかしくはないだろうがみゅーがしゃべりかけてくる非現実な状態に夢であろうと結論づけ冷静になる
私のいる部屋のあかりとりの窓の対面では少女がついた杖に両手を添え息苦しそうに
していた
「うぅ 成功して 召喚できたのですか ?」
そしてその少女はガクッとひざをついた
「だだだ だいじょうぶですか?」
私はこの人がどんな人かもわからなかったがこの状態でこの人に声をかけなければ人でなしと呼ばれることだろうとおもい魔法陣から飛び出した
だが私の動き出そうとした数メーター先の石畳の上へ鞭が飛んだ
「まちなさい そこから動くことはなりませんわ」
軍服のような服を着た眼鏡を書けた長身のこの女性の一喝で私はそこから動けなくなった
「だいじょうぶー アガレス様ー」
私の後ろからフッと現れた少女はふわふわと膝をついたままの少女へ近づいた
「だいじょうぶで だいじょうぶなのです それより力あるものを」
アガレス様と呼ばれる少女は私を気にしながら立ち上がった