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平凡な女には数奇とか無縁なんです。  作者: 谷内 朋
ガチで婚活三十路前 〜チョコが欲しいか? バレンタイン編〜
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cent trente-huit てつこ

 今日のなつは何となく変だった。前回はその場で見てないから分からなかったが、なつは木暮の言葉を歪曲しているようだった。今回はふゆがドジを踏んだと途中退席したが、ふゆは一人で店に入れない。

 アイツは全く芝居ができないから多分嘘を吐いてると思う。俺は家まで送ると申し出たが、途中でなつを拾うと車で来ていた降谷も店を出た。

 結局なつと降谷が抜け、安藤、木暮、三井さんと普通に飲み食いして八時過ぎにお開きとした。三人を送り届ける道すがら、帰宅しているはずのなつが男といるのを見掛けた。辺りは暗くなっていたので気付くのに時間を要したが、いくら何でもアイツの後ろ姿を見間違えるはずがない。一緒にいたのは多分降谷だ。

 そういうことかよ……まさかそこまでのことをしやがるとは思ってもみなかった。俺の胸の中は裏切られた感に支配され、誰もいなければ発狂してしまいそうだった。

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