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another world  作者: 初雪
8/11

それぞれの心(1)

そして、翌日。四人はラフに広間へと集まるように言われた。広間へいくと、ラフは大きな箱に手をかけて待っていた。

「おはよ、ラフ。話って何ー?」

まだ眠いのか、澪がふわふわとした雰囲気で言う。

「おはようございます、澪殿、莉桜殿、亜葵殿、颯殿。話というのはあなた方の武器です。悪しきモノ達はみな、鋭い爪や牙、その他にも様々な攻撃手段を持っております。丸腰で奴らに勝つのは難しい事なのです」

「なるほどな。確かに丸腰じゃ亜葵と澪はともかく、俺と莉桜はほぼ役立たずだもんな」

颯が言うとラフはちょっと笑って頷いた。

「そういう事ですな。それでは心の準備はよろしいですかな?何が出てきても驚いてはいけませんぞ?」

後半はいたずらっぽく言うラフ。

「何が出てきても、ってどーいう事?」

「実は、私も箱の中身はわからないのです。この箱は武器を求める者の心を写し、その者に合った武器を生み出すのです」

「え、何それすごい!」

「何かこえーな、それ」

「でも、楽しそう〜」

「棒切れとか出てきたりして」

上から順に莉桜、颯、澪、亜葵だ。

「フフ、何が出てくるかはお楽しみですな。さあ、誰から行きますかの?」

「じゃあ、俺からな!」

目を輝かせて手を挙げたのは亜葵だ。

「では、目を閉じてこの箱に手を入れてくだされ」

「りょーかい!」

みんなが見守る中、亜葵が箱に手を入れる。

彼の手に触れた物はー

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