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another world  作者: 初雪
7/11

ボーイズトーク!

莉桜と澪が恋バナをしていた頃。亜葵と颯の二人も恋バナ(笑)をしていた。


ー男湯ー

「なあ、亜葵」

「なんだ?颯」

「俺、莉桜の気持ちがわかんねえ…」

「へえ、そうか。俺はわかるけどな」

「はぁっ?」

重々しく言う颯に軽く、本当に軽く答える亜葵。

「え、普通にわかるだろ」

「いや、わかんねえ。教えてくれよ」

「ヤーダ☆」

「な、てめっ」

「つかさ、それくらい自分で考えろよ。お前の好きな女だろ?」

掴みかかる颯を軽くあしらいながら亜葵が言う。

「…おう。で、亜葵」

彼の言う事ももっともだと思って大人しくなる颯。

「なんだ?」

「じゃあ、お前は澪の事どう思ってるんだよ?」

問いかける颯に亜葵は即答する。

「好きだけど?」

「即答かよ。にしては何もしないんだな。お前ならバンバン迫っていきそうなのに」

呆れながらも不思議そうな颯に苦笑しながら答える。

「いや、俺としてはそうしたいんだけどな。澪はなんていうか恋愛を怖がってるっぽい」

「はあ?どういう事だよ?」

「なんか恋愛の何かに怖がってるっぽい。それが何かはわかんねえけどな。だから手を出しにくい」

「いやいや、手を出すって言い方だろ」

「は、じゃあお前は莉桜にこの先手を出さないつもりか?」

呆れるように言う颯を挑発するように亜葵がニヤッと笑う。

「てめ、言うじゃねーか」

まんまと挑発に乗る颯。手でお湯をすくって亜葵の顔にぶつける。

「げほっ…。いきなり何するんだよ?!」

「いや、先に喧嘩売ったのはお前だからな」

ギャーギャーとお湯をぶつけ合う。そのバトルは二人がのぼせるまで続いた。

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