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♂の魔法使い

作者: お茶の茶

なんか思いついた簡単なお話しです

まったくよくわかりませんがとりあえず読んで

ほぉーっと思ってくれれば嬉しいです

ある男が魔法使いになった


男は魔法を使って様々なことをした


時には人にイタズラをし

時には家に火をつけ

時には自身を雅やかに


男は見境なく自由我が儘に生きた


そんな男に女が現れた

男は年甲斐もなく一目惚れをした


男はもう死ぬんじゃないかってくらいの魔法を使った

彼女のために海を創り

彼女のために空を混ぜ

彼女のために星を割る


それでも彼女は浮かない表情だった


女は言う

ー海が在っても私は涙を流さないよ?

女は言う

ー空が変わっても私は狂わないよ?

女は言う

ー星が弾けても私は俯いたままだよ?


男はそれでも地球を濡らし

月を凍らせ

太陽を燃やした

それでも彼女は振り向かない


男はとうとう女に魔法をかけた

女は男にすがり、笑い、抱き締めた

それでも彼女の目は男を見ない

男は怒り、泣き叫び、彼女を消した


男は何もできなくなった

男は空っぽになった


男は女に戻ってきてほしく思った

男はすべてを戻した


それでも彼女は帰ってこない

男は魔法を使った

世界を初めに戻した


世界は廻った

ただただ廻った

男は魔法使いになれなかった

女は生まれてこなかった


それでも廻っていった


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