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第9話 天秤上の筆

 《箱庭》放送局が開局してから数日が経過した。その間にも色々なことがあった。ゼビリア、フリッタ、ブランメラたち「暴食班」による島南東部の火山探索が進められたり、ソフィアは研究拠点に本土から持ち込んだものを荷ほどきしたりして、本格的に島での《箱庭》作成のための作業を着々と進めていた。

 探索の結果、どうやら火山内部には溶岩によって抉られた巨大な空間があり、その内部に熱がこもっていたとのこと。今後は「暴食班」がその空間を開発していくとのことらしい。リヴィエルも時々手伝うようだ。

 また、ソフィアとフィオナ、イソラは島を環境やその役割によって複数の区画に分けることにした。中央樹海区、居住・研究中枢区、紅蓮火山区、深海湾岸区、蒼氷雪原区、蒼穹高原区、幽玄湿地区、黄金砂漠区、遺跡庭園区…現在の段階では以上のように区分した。《箱庭》の開発が進められるにつれ、より細分化される予定ではある。フィリアやアビッサたちの住んでいる入り江の集落があるのは深海湾岸区、現在「暴食班」が開発している火山は紅蓮火山区に区分されている。

 現在は、この島に所属している魔物娘がさほど多くないため、みんなで深海湾岸区および居住・研究中枢区にいるが、もう少し人口が増えれば、まとめて何人かで引っ越しすることも考えられる。そのため、居住・研究中枢区は魔物娘たちの仮の住まいとしての役割も果たすことになっている。

今ある構想としては、ゼビリアから提案されているもので、紅蓮火山区内部の巨大空間に悪魔系統の魔物娘たちを中心とした生活圏〈パンデモニウム区〉を建設する、というものがある。ソフィアとしては、ゼビリアら「暴食班」、そして先日オークション会場で出会ったマモン娘モニカ、それからまだ見ぬ悪魔系の魔物娘たちが気楽に生活できる空間になればいいな、と思っている。ゼビリアの案として豪華絢爛な黄金の建物を作り、溶岩の川が流れている、そんな空間にしたいとのことだ。


 かなり火山の調査が進んだある日の夕方、ソフィアはゼビリアから報告を聞いていた。その時、通信機に着信があった。《箱庭》放送局を開いてから初めての着信。ソフィアは急いで受話器を取った。


 「はい、こちら《箱庭》のソフィア・ノヴァです。どうされましたか?」

 『…あ、本当に繋がるんだ。…えっと、私、ノクティアといいます。』

 「ノクティアさん、ですね。どうされましたか?」

 『…実は、私にはある夢があります。…いいえ、正しくはありました。小説家になる。それが私の夢でした。』

 「小説家…。いい夢じゃないですか。僕、本読むの好きですよ。…それで、なぜ過去形なのですか?」

 『それは…私には妹がいるんです。まだ小さい妹が。リオスっていうんですけど、私は彼女と二人暮らしをしているんです。それで、リオスを食べさせていくためにもどうにかしてお金を稼がなきゃいけないんですけど…小説家になりたいという夢はあっても、夢だけでは食べていくことはできません。なので、リオスのためにも、夢を手放そうと思っているんです。』

 「そんな…僕がとやかく言えたことではありませんが、小説家になるという夢は諦める必要はないと思います。大変かもしれないけど、お仕事と並行して執筆活動を続けることができるんじゃないでしょうか。だから、諦めなくても…」

 『ありがとうございます。でも、無理なんです。私が今夜受けようとしている面接に合格すれば、無事に就職できます。そうすれば、私はもう、物語を書くことができなくなります。』

 「それはなぜ…」

 『私がリオスを食べさせるために残された道は同族の経営する店で働くことぐらい。でも、そこで働いてしまったら、私は私でなくなってしまうと思うんです。だから、私は書けなくなると思います。』

 「そんな…」

 『いいんです。最後に、私の夢を誰かに話したかったんです。ノクティアというサキュバスは小説家を目指していた。それを覚えてもらえたらそれで幸せです。』

 「待ってください!今から直接会ってお話を」

 『すみません。もう、面接の時間が来てしまいます。本当に、お話を聞いてもらえてよかった。ありがとうございました。』

 「…!待って!」


 言葉は返ってこなかった。ただ受話器がツーツーと音を出すのみ。


 「…フィオナ。」

 「あぁ、後の作業は私が処理しておく。早くノクティアに会いに行くといい。」

 「ありがとう、行ってくる。」



 〈ノクティルカ〉号を走らせ、本土に着いたソフィア。ノクティアに会いに来たものの、持っている情報はごくわずか。サキュバスが経営している店に面接に行こうとしている。考えられる場所としてはこの街にある歓楽街。いわゆる「不夜城」「夜の街」だ。サキュバスやインキュバスのような広義の魔物娘たちが経営する店があり、その中のどれか一つがノクティアの向かった場所だろう。でも、どうやって探すべきか…。


 「あ、ペンダント。」


 ソフィアは一度自宅に戻り、例のラジオを調べることにした。このラジオは魔物娘が魔力を与えて初めてホットラインとして稼働する。つまり、このラジオにはまだノクティアの魔力が残っているはず。そして、ペンダントに関しては前に魔力を登録すれば、その魔力の持ち主である魔物娘がいる方向を指し示してくれるって言ってた。だから、どうにかして魔力をペンダントに移せば…。


 「どうすれば…こうかな。」


 ラジオにペンダントを掲げると、紫色に輝く光がラジオ内部の魔鉱石から流れ出し、ペンダントに入った。


 「ん、いけたかな?じゃあ、ノクティアのいる場所を教えて…。」


 ソフィアがペンダントを握ると、かすかに揺れ始めた。恐らく、まだ距離があるため反応が弱い。歓楽街に行けば、反応は強くなるだろう。



 ソフィアが歓楽街に着いた頃、もう日は落ちていた。夜にも関わらず、街はネオンの輝きに満ち溢れ、いたるところから笑い声が聞こえてきた。


 「すごいな…こんなところ初めて来た。こんな世界があるのか。」


 ソフィアにとって、この歓楽街は魔物娘と人間が共存している興味深い場所であった。しかし、彼女にとってはなじみのない場所で少し居心地も悪かった。


 「早くノクティアを探そう…」


 予想通り、歓楽街に入るとペンダントの反応が少しずつ強くなってきた。そして、ある裏路地を指し示した。そこはとある店の裏口だった。開かれた裏口から店内の光が漏れ出し、裏路地に一筋の光の帯を作っている。そこにいたのは、縦ニットにカーディガンを羽織り、パンツスタイルのスラっとした女性。しかし、曲がった角やコウモリのような翼、先端がスペードのような尻尾が生えている。そして何より、黒ぶち眼鏡の奥からは紫色の瞳が覗いていた。


 「ごめんねぇ、私の店では未経験の子はちょっと…採用してあげられないかも。」

 「どうにかなりませんか?妹も食べさせなきゃいけないんです。」

 「うぅん、でも、あなた初めてでしょ?サキュバスにとってそれはかなりディスアドバンテージになっちゃうの。」

 「それはそうかもしれませんが…」

 「それにあなた…本当は嫌でしょ?」

 「え?」

 「わかるのよ、あなたの目。本当はこんなことしたくないけど、やるしかないっていう、追い詰められた目をしてるもの。」

 「…っ、『こんなこと』なんて、そんな風には」

 「わかってるわよ。あなたがそういう風に思っていないことは。私の言い方が悪かったわね。でも、不本意なのは本当でしょ?そんな目をしてたら、お客さんにも楽しんでもらえないの。…だから、ごめんなさい。あなたを採用することも出来るけど、それをしてしまったらダメな気がするの。」

 「…わかりました。お話、ありがとうございました。」

 「いいのよ。こちらこそ、力になれずごめんなさいね。…あなたにとってよき未来があることを祈ってるわ。」


 扉が閉まり、路地から光が消える。ノクティアはその場に立ち尽くすしかなかった。


 「…やっぱりバレてたのね。でも、リオスを食べさせるにはやっぱり…」


 「ねぇ、あなたがノクティア?」

 「え?…そうですけど。」

 「よかった。急に通信切っちゃったから焦ったよ。」

 「…もしかして、ソフィアさん?」

 「うん、そうだよ。僕のことはソフィアって呼んでもらえたら。」

 「…ソフィア、どうして来たの?」

 「あんな終わり方して、『はいそうですか。』って終われると思う?」

 「それは…」


 ノクティアに歩み寄り、その手を包む。


 「ノクティア、よかったら夢の実現を手助けさせてほしい。」

 「え?そんな、急に言われても…」

 「あの時の君の声には切なさというか、後悔というか、そういう感情が滲んでたように聞こえたんだ。今、僕たちが作ろうとしている《箱庭》は魔物娘たちが安心してありのままで暮らせる場所にしたいと思っているの。だから、もしよかったら、《箱庭》に招待させてほしい。…どうかな。」


 ソフィアの差し出された手を見つめ、ノクティアは迷っていた。その手を取るべきか否か。


 「…ノクティア、もちろん無理にとは言わない。これは僕が勝手にやっていることだ。ただ、なんだか声が寂しく聞こえたんだ。それで…直接君に会いに来たんだ。」

 「…わかった。一度、詳しく話を聞かせてもらえるかしら。」

 「…ありがとう。この手を取ってくれて。…じゃあ、ここだとなんだし、近くのカフェに入ろう。そこで何か温かいものでも飲みながら話をさせてほしい。」


 二人は深夜営業しているカフェに入った。客はまばらでほとんどいない。窓際のテーブル席に向かい合って座り、それぞれ飲み物を頼んだ。


 「さて、と。お話を聞いてくれてありがとう、ノクティア。」

 「…こちらこそ。まずは、私のことについてね。改めて、名前はノクティア。サキュバス娘よ。今は妹のリオスと二人暮らし。それで、昔読んだ本に感銘を受けて私も小説家を目指したんだけど…もちろんそれで生きていくことはできない。あくまでも夢は所詮夢。だから、リオスを食べさせてあげるためにもお金を稼がなきゃいけないなって思ったの。」

 「そっか。もしよかったら、さっきの店員が言ってた『未経験』について教えてもらうことってできる?」

 「…サキュバスって、魅了や催眠に長けた種族なの。もう知ってると思うけど。それで、対象、特に男の人から生命エネルギーをもらうんだけど…私はそれをしたことが無いの。」

 「なるほどね、そういうことか。…ごめんね、デリケートなことを聞いてしまって。」

 「全然!知らないのは当然だから、大丈夫よ。…ただ、サキュバスとしては私は変わり者ってことよ。」

 「ねぇ、ノクティア。あなたは夢を諦めることに後悔はないの?」


 ノクティアがカップを置いた。その手は少し震えていた。


 「…実際、あなたの言う通り、私はこの選択に後悔がなかったと言えば嘘になるわ。もちろん、リオスのことを最優先に考えてるし、彼女の幸せのためならなんだってする。…そう思ってたんだけどね。いざとなると、自分の夢を捨てるんだってことを強く実感してしまって、覚悟ができなかったの。…情けないよね。物語の登場人物みたいにはいかないものね。」

 「…いいんじゃないかな。そういう葛藤って大切だと思う。そう簡単に覚悟なんて決められないと思う。決められるわけがないよ。」

 「でもね、お姉ちゃん失格だなって思ったの。私、リオスのためならなんでもできるって、口先だけだったなって。」

 「...そんなことないよ。リオスのためなら、その命も捨てられるって言ってて、実際にそれをしたらリオスはどうなるの?本当に、リオスはそれを望んでいたの?…ごめん、これは極端だと思うけど、まぁ、僕が言いたいのはそんな感じ。」


 ノクティアがラテを一口飲み、目を伏せた。ただ、その表情は心なしかさっきより柔らかくなっていたように思える。


 「…ふふ、ありがとう。なんだか、気分が楽になったわ。…ねぇ、《箱庭》ってどんなところかしら?」

 「《箱庭》はねぇ、いろんな魔物娘たちが一緒に暮らしているの。ミミック娘とかリッチ娘とか…そしてね、なんと島自体も魔物娘なんだよ。アスピドケロン娘。」

 「えぇ、本当?!面白いわね。…リオスも喜びそうね。ねぇ、本当に私が行ってもいいの?」

 「もちろん!…もしも合わなかったら、全然こっちまで送り届けるから。」

 「ありがとう。リオスも連れて行っていい?あの子と一緒にいたいの。」

 「…え、一緒に行くものだと思ってたけど。全然問題ないよ。」

 「…本当にありがとう。」

 「さてと、じゃあ、早速行こうか。よかったらリオスのところまで案内してもらうことってできる?」

 「もちろん、喜んで。」

 「あ、その前に。リオスの好きな飲み物って何?」

 「え?あの子はホットミルクが好きだけど…。」


 ソフィアは立ち上がりカウンターに向かう。


 「ホットミルク一つ、テイクアウトで。」

 「え?」

 「リオスへの手土産に、と思ってね。」

 「…本当に、何から何までありがとう。」

 「いいんだよ。(ホットミルクを受け取る)…ありがとうございます。よし、案内お願いするね。」

 「えぇ、任せて。」


 ノクティアに誘導されたどり着いたのは歓楽街から少し離れた郊外の集合住宅。外にある階段はさびており、上るたびにきしんでいる。2階の突き当り、そこが二人の部屋だった。


 「リオス、ただいま。遅くなっちゃってごめんね。これ、お土産。」

 「お姉ちゃん、お帰りなさい。わぁ、ホットミルク!ありがとう!…それと、その男の人は誰?…あ、もしかしてお姉ちゃんの恋人?」


 リオスの純真無垢な勘違いを聞き、思わず吹き出すソフィアとノクティア。


 「…ふふ、初めまして、ソフィアって言います。ごめんね、残念ながらお姉ちゃんの恋人ではないんだ。ちなみに、僕は女性だよ。」

 「あ、ごめんなさい。てっきり格好いい男の人だと思ってました。」

 「全然いいよ、よく間違えられるから。それで…お姉ちゃんとはサキュバス姉妹で仲良く暮らしてるみたいだね。」

 「ん?サキュバス?僕はインキュバス娘だよ?」

 「…え?」


 思考が追い付かない。…インキュバス「娘」?あれ?インキュバスって雄の夢魔のことでは?で、雌の夢魔がサキュバスのはず。でも、今目の前にいるリオスは…インキュバス娘。え?性別どっち?


 「あ、えっと、耳をお貸しいただけますか?」


 ノクティアが僕の混乱を察してくれたようで、いろいろと説明してくれた。


 「…あ、なるほど。そういうことね。オッケー、わかった。…リオスちゃん、こちらこそごめんね。」

 「ううん、全然大丈夫。僕もよく間違えられるから。」

 「…あ、それで、リオス。実は、ソフィアが《箱庭》ってところに招待してくれてるの。もしかしたら、新しいお友達もできるかも。…リオスはどうしたい?」

 「楽しそう!…僕も行っていいの?」

 「もちろん、リオスちゃんさえよければ。」

 「うん!行きたい!」


 無事にリオスもノクティアと一緒に《箱庭》に来ることが決まった…。でも、多分、ノクティアの心の中には小説家を目指してもいいのかといったわだかまりがあるように感じる。ならば…


 「ねぇ、リオスちゃん。一つだけ質問良いかな。」

 「?うん、いいよ。」

 「実はね、僕の友人に小説家を目指している人がいるんだ。昔読んだ本に感動して、自分も同じように人を感動させるものを書いてみたいって思ったんだって。でも、その人曰く小説家ではご飯を食べたりするのが難しいから、諦めようかなって思ってるみたい。」

 「…!それは…」

 「(微笑んで)ノクティア、これは僕の友人の話だ。気にしないで。それで、どこまで話したかな…そうそう、リオスちゃんは本当に諦めた方が良いと思う?」


 リオスは少し考えた後、ホットミルクを飲みながら答えを出した。


 「…僕はなんだか嫌だな。なりたいのに、諦めなきゃいけないって。」

 「…そっか。」

 「実はね、お姉ちゃんも作家さん目指してるの。いろいろな物語を書いて、たっくさんの人を幸せにしたいって言ってたの。…僕はお姉ちゃんの聞かせてくれる物語がすごく好き。だから、もしもお姉ちゃんが作家さんになる夢を諦めることになったら…僕はとても悲しいと思う。」

 「…ありがとう。…だってさ、ノクティア。」


 振り返ると、ノクティアの目から大粒の涙がこぼれていた。


 「…リオス、本当?」

 「え?うん、お姉ちゃんの夢、なくなっちゃうのは悲しい。…泣いてるの?どこか痛い?」

 「ううん、大丈夫…リオス、ありがとう。私、もう少し頑張ってみる。」

 「?うん、頑張って。お姉ちゃんのご本、大好きだよ。」


 ノクティアはリオスを抱きしめ、髪の毛をわしゃわしゃ撫でていた。これまで、彼女の中にあったわだかまりが一気になくなって感情が爆発したのだろう。しばらくすると落ち着きを取り戻した。


 「…はぁ、ごめんなさい。少し取り乱してしまいました。…ソフィア、よかったら私たちも《箱庭》に連れて行って。」

 「もちろん、みんなで一緒に行こう。…今日はもう遅いから、明日の朝準備して《箱庭》に行こうか。また大家さんにもお金払わないとだけど…それはどうする?」

 「明日はあまりに急なので、今週末に引っ越すとお伝えして手続します。」

 「ん、わかった。じゃあ、今日のところは寝ようか…ごめん、ここに泊めてもらうことって…」

 「えぇ、もちろん。ちょっと狭いけど、全然泊まってもらって問題ないわ。」

 「ありがとう…お言葉に甘えさせてもらうよ。…また明日ね。」


 翌朝、荷物をまとめて三人で〈ノクティルカ〉号に向かう。そして、蒼い波間を滑るように進み、《箱庭》に戻ってきた。


 「フィオナ、みんな、ただいま。」

 「おぉ、お帰り…無事に合流できたみたいだな。」

 「初めまして、ノクティアといいます。こっちは妹の…」

 「リオスです。よろしくお願いします。」


 丁度「暴食班」も火山の調査に向かうところだったようで近づいてきた。彼女たちを皮切りに魔物娘たちがぞろぞろと集まってきた。魔物娘たちに囲まれている二人の顔には穏やかな笑顔が見えた。この島でなら…物語を紡ぎだせるかもしれない。誰かの心を動かすことのできる物語が。

◎ソフィア・ノヴァのざっくり解説コーナー


 今回はサキュバスとインキュバスについて、現在学会で支持されている説明について解説していきます。

 まず、サキュバスもインキュバスもどちらも「夢魔」という魔物のなかまで、その名前の通り「夢」を媒介として対象に干渉し、その生命エネルギーを糧として生きています。この生命エネルギーというのは人間の精神状態が活発であるときに多く取れるため、「夢」を通じて精神状態を活発にしているようです。

 そして、一般的に雌の夢魔をサキュバス、雄の夢魔をインキュバス、と呼ぶことになっています。が、リオスが少し特殊で、本来ならば雄個体しかいないインキュバスの魔物娘。すなわち、サキュバスやインキュバスが広義の魔物娘である一方、彼女の在り方としてはインキュバスの魔物娘、つまり狭義の魔物娘になる、と考えられます。

 …正直、初めてのパターンで困惑してますが、まぁ、理論上はそうなるかな…といった感じです。

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