表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/128

みんな!集合っー!!

それから数時間後・・・。柚花ゆずかとメッセンジャーは帰宅した。


柚花ゆずかは気絶している喜田きだの首根っこを掴んで持って帰ってきた。


「ただいまぁっー!任務大成功だよ♪」


屋敷に戻ってくるなりハイテンションな柚花ゆずか・・・。そんな柚花ゆずかのテンションの高さに春奈はるなはビックリする。


「ど、どしたの?」


「んー?反社に味方する元忍者を捕らえたの。」


すると柚花ゆずか喜田きだを大広間に連れて行く。


「さてと・・・。いつものみんなに連絡だ」


柚花ゆずかはスマホでみんなにメールを送る。


これから喜田きだの処遇を決める話をする為にいつものメンバーを集めて話し合いをする。



するとダッシュで高山くんが大広間に現れた。それも慌てて来たみたいだ。


「ゆ、柚花ゆずかちゃん!反社に味方する元忍者を捕まえたんだって!?凄いねっ!」


「そうでしょ?忍者の力は強大だからね。反社に元忍者が所属すると、忍者の能力の高さを武器に悪さしまくりだからね。だから、これで町の少しは治安が良くなるはずだよ!」


笑顔でぴょんぴょんと跳ねるような感じで歩く柚花ゆずかを見て、高山は本当に嬉しかったんだろうなと察した。


しかしそれと同時に高山は気になることがあった。


柚花ゆずかちゃん、捕まえた元忍者って仲間だった人だろ?その人をこれから話し合いで処遇を決めるって・・・その、複雑な気持ちとかにならない?」


すると先ほどまでぴょんぴょんと跳ねるように歩いていた柚花ゆずかの動きがピタッと止まった。


「そりゃなるよ。一緒に遊んだりもしてたからね。でもあたしは忍者。忍者は悪人には非情にならなければならないの。だから、みんな複雑な感情を抑えているんだよ。」


柚花ゆずかは高山の方を振り向かずに部屋を出て行った・・・。


高山に変なことを聞かれて柚花ゆずかが抑えていた複雑な感情が溢れ出て来そうだったのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ