表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/128

柚花ちゃんみたいな可愛い女の子を待っていた桜井さんが・・・

柚花ゆずか小野寺おのでらに連れて行かれた先は二階の部屋であった。


桜井さくらいさん、女の子を連れてきました。」


小野寺おのでらはノックもせずドアを開けると、そこには茶髪で長髪の男が椅子に偉そうに座っており、護衛と思われる屈強な男2人が後ろに立っていた。


小野寺おのでら、お前ノックしてから入れと言っただろ?」


「す、すみません桜井さくらいさん・・・」


小野寺おのでら桜井さくらいにペコペコしている・・・。


この長髪茶髪の男が桜井さくらい・・・。売れないバンドマンみたいな風貌で身長も170前半くらいだが身体はしっかりと鍛えられているように感じられる。


それより柚花ゆずか桜井さくらいの後ろに立っている護衛の2人が気になる。明らかに普通の人間ではない只者ならぬ圧を感じる。・・・というか、1人はどこかで見た事あるような。



「さ、桜井さくらいさん!これで俺の任務は達成ですよね?」


「あぁ、達成だ。じゃあな。」


すると桜井さくらいは胸ポケットから拳銃チャカを取り出した。


拳銃チャカを見た小野寺おのでらはビックリする。


「ちょ!なんですか?俺を殺すんですか?俺が何やったっていうんですか!?」


「闇バイトのアプリを作った奴が殺された事を俺に報告してなかっただろ?だからだ・・・」


桜井さくらいはそう言い放つと同時に拳銃チャカを撃った。


「パァン」という音同時に小野寺おのでらは頭から血を流し即死した。


「フン、組織に報連相ほうれんそうが出来ない奴はいらないんだよ」


この事態に何が何だか良く分からない柚花ゆずかであった。・・・が、ここで動揺してオタオタしていると舐められる。不良ヤンキー極道ヤクザはこういう心の隙を見て付け込んでくるのだ。





そして桜井さくらいはポケットからタバコを出して火を付け、柚花ゆずかに近寄る。


「ところでお嬢ちゃん、よく来てくれたね?俺はこの通り、半グレ集団のリーダーだ。それも滋賀県内では一番デカい組織と言って良いだろう。そして金もある。だから俺の女になれ!君みたいな真面目な女の子なら俺は大歓迎さ!」


桜井さくらい柚花ゆずかに近付きながら笑顔で近寄る。よほど柚花ゆずかみたいに可愛い女の子に会えたのが嬉しいのだろう。


近付く桜井さくらいから距離を取ろうと逃げる柚花ゆずかだが、そんな柚花ゆずかを逃がすつもりがない桜井さくらいは走ってくる。


「こらこら〜!あんまり逃げると俺怒っちゃうよ〜?」


こんな感じで追ってくる桜井さくらい柚花ゆずかは軽蔑の眼差しを向ける。


しかし軽蔑の眼差しというのは向けられる方はすぐに分かるものだ。そして物凄く不快感を感じるものでもある。


「お、何その目付き?気に入らないな〜?」


「あたしもアンタみたいな人は気に入らないね。」


すると柚花ゆずかは掛けていた眼鏡を手に持って桜井さくらいの顔面に思いっきり投げ飛ばす。


「ぐぼあっ!」


忍者の柚花ゆずかが全力で投げると時速200キロのスピードは出る。


そんなスピードの出た眼鏡を顔面に食らった桜井さくらいはブッ倒れる。


「さて、アンタは半グレ集団の危険人物として有名だ。だから殺すよ。」


柚花ゆずかは近くにあったハサミを手にして桜井さくらいに近寄ろうとすると護衛の2人の男が動き出した。




「お前、柚花ゆずかだろ・・・?さっきは眼鏡掛けていたから分からなかったけど。」


護衛の1人が柚花ゆずかの前に堂々と現れ、話し掛けてきた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ