表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/128

イイところに連れて行かれる柚花ちゃん♪

「そこのお嬢ちゃん・・・どうかしたのかな?」


背が高い金髪サングラスの怖そうなお兄さんに声を掛けられ柚花ゆずかは少しドキッとした。


「えっ!?いや、食券買うために並んでいるだけだよ!」


ナンパでもされたのかと思った柚花ゆずか。 しかし、男たちはジロジロと柚花ゆずかを見てくる。


「ん?どうかしたの?」


「いや・・・。ところでお嬢ちゃんこの大学の生徒じゃないよね?見ない顔だし。」


「あたしは高校生だよ。今年高校入学したばかりなんだ。」


すると金髪の男はニヤリと笑う。そして仲間内で何やらコソコソと話す。


「あの子、高校生だとよ。桜井さくらいさんが求めているタイプど真ん中の子だぜ。あの子を桜井さくらいさんに紹介しよう!」


「えっ?でも胸が足りないよ・・・?」


「アホかっー!桜井さくらいさんはガリガリ貧乳の女子高生が好きと何回言わすんなら!」


3人組はギャーギャーと騒いでいる。その間、柚花ゆずかもバッグの中にいるメッセンジャーに話しかけられた。


「おい柚花ゆずか!あの金髪の奴、アイツが小野寺おのでらだ。早速ナンパされて桜井さくらいを紹介してもらえっ!」


「えっー。あたし、チャラついた人嫌いなんだけど・・・。ナンパなんて嫌だし・・・!」


柚花ゆずかはチャラついた人からナンパされるのは嫌いだ。自分を軽い女と思ってそうで好きになれない。


「でもこれは任務だぞ?」


「うっ・・・。そう言われたらナンパされた方が良いのかな。」


ナンパされて付いていくのは嫌だ・・・。しかし忍者の任務という以上我慢するしか無い。任務の為ならば何でもするしか無いのが忍者である。




すると会話が終わった小野寺おのでら柚花ゆずかの肩を触る。


「とりあえず、君イイところ行かない?こんなところより楽しくて美味しい食べ物が出るお店があるんだけど・・・どうかな?」


肩を触られた瞬間、柚花ゆずかは背筋がゾクッとした。得体の知れない気持ち悪い感覚が背中を走った。


「良いよ・・・。あたしも興味あるな♪」


気持ち悪い感覚があるが、柚花ゆずかは元気を振り絞って笑顔で返事をした。


「おほっ!君みたいな可愛い女の子が来てくれると場が盛り上がるから助かるなぁ!早速行こうか?すぐに車を用意するからね!?」


すると小野寺おのでらはすぐに電話をして車を呼び付けた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ