【悲報】高山くん大怪我をするwww
「たっだいまー!」
柚花と春奈とメッセンジャーは元気良く帰宅をする。
時間は夜の7時、夕飯の時間ではあるが柚花達は外で食事をして帰った。
「いやぁ〜、今日寄ったラーメン屋美味しかったね♪唐揚げも美味しかったし♪」
今日寄ったのはラーメン屋。女の子が友達とラーメン屋に寄るなんて珍しいと思うかも知れないが柚花は大のラーメン好きである。
そして唐揚げも大好きだ。餃子より唐揚げ派である。
「う、うーん・・・。私はラーメンあまり食べないけど・・・。まぁまぁ美味しかった?かな。チャーハンはとっても美味しかったけど。」
ご機嫌な柚花ではあるが春奈は微妙な感じであった。ラーメンを普段食べない春奈には今日食べたラーメンの良さが全然分からなかった。でも柚花と食事出来たことがとても嬉しかった様である。
「ふーん、良かったな。お前らがラーメン食っている間、俺は店の裏の残飯漁っていたぜ!お前らが美味そうな物食っている間な!お前ら人間だけ美味そうな物食うとか酷すぎだろ!鳩には美味い物食わしてくれねぇのかよ!」
柚花達がラーメンを美味しそうに食べている間、メッセンジャーはこっそりと店の裏側で残飯を漁っていた。
残飯を漁る姿はとても惨めな感じであった。しかも残飯の味なんて最悪である。全然美味しくない・・・。
だからメッセンジャーは美味しい物を食べる人間が物凄く憎い。
腹が立つから柚花の胸を嘴で突いてやろうかと思った。
「オラァっ!柚花、腹が立つからオメぇのちっさい胸突いてやろか!?」
冗談では無くマジで突っついてやろうと思ってメッセンジャーは柚花の貧相な胸に目掛けて嘴で突こうとした瞬間・・・。
「ひ、ひぃ!!!」
メッセンジャーは柚花からとてつもない殺気を感じた。普段、殺気を隠して人を殺したりする柚花が今この時、殺気を全開にしていた。
その殺気にビビったメッセンジャーは開いていた窓から外へ逃げ出した。
「ひぇぇ〜!!すみませんでした〜!!」
「あ、メッセが逃げていくよ柚ちゃん。」
春奈は逃げていくメッセを指差したが、柚花はニコニコと笑顔で無視した。
「そんな事より高山くんは訓練ちゃんとしたかなぁ〜?千歌ちゃんがいるから大丈夫だとは思うけど・・・」
高山くんの事を色々思いながら、屋敷の大きな広間に行くと・・・。
「ど、どうしたの高山!?その怪我大丈夫!?」
高山くんが骨折したのか右足が包帯で巻かれていた。
めっちゃ心配そうな顔をする柚花ではあるが高山はケロッとした顔であった。
「あ、柚花ちゃん!大丈夫だよ。足を痛めただけだから。」
ケロッとした高山の隣では不安そうな顔をして俯いている千歌が正座をしていた。