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半グレ集団のリーダーだけどヤクザと繋がりがある人物

「よし!コレにて任務完了。じゃあ春奈はるなちゃん、これから彦根城でも観に行く?観たかったんでしょ?」


人を殺したばかりなのに柚花ゆずかは切り替えが早いのか、ケロッとした顔をしている。


「う、うん・・・」


春奈はるなにはこの切り替えの早さがなかなか身に付かない。


人を殺したばかりなのに美味しく食事したり、観光できる柚花ゆずか達が羨ましく思う時がある。


そんな春奈はるなの気持ちを察したのか柚花ゆずか春奈はるなに近寄って頭をナデナデしてあげる。


春奈はるなちゃん、任務が終わったらすぐに楽しい事を考えよう。そうすれば気持ちの切り替えが出来やすくなるから♪」


「うん・・・♪」


頭を優しく撫でられると凄く落ち着く春奈はるな


柚花ゆずかに頭を撫でてもらうと人を殺したばかりでも気持ちが落ち着いてくる・・・。何となくだが気持ちの切り替えも出来る気がする。







そうして春奈はるなは気持ちを落ち着かせると柚花ゆずかと共に普通に部屋から出ていく。


忍者は五感が鋭く、部屋の周りに人がいたりすると分かるのだが運良く誰もいない為、何とか上手いこと部屋から出ることに成功した。



部屋から出てしばらくするとメッセンジャーがパタパタと飛んできて柚花ゆずかの頭の上に乗っかる。


「任務は終わったのか?」


「余裕で終わったよ。」


「んで成果は出たか?アプリの開発者が半グレとツルんでる可能性高かったんだろ?」


「見事にツルんでいたよ。大学生半グレ集団の桜井さくらいっていう奴。メッセも聞いたことくらいあるよね?」


柚花ゆずかは頭に乗っかるメッセンジャーが鬱陶しいから手で抱きかかえる。


「あぁ・・・滋賀県内の半グレはだいたいコイツがシメているな。」


メッセンジャーと柚花ゆずかの会話に入れない春奈はるなは話に入れなくて困った表情である。


「ああ・・・春奈はるなは滋賀の民じゃないから知らんわな。」


「う、うん。ゴメンね。」


すると申し訳なさそうな顔をして少しうつ向く春奈はるな柚花ゆずかは抱きつく。


「良いの♪良いの!滋賀に住んでないと分からないもんね♪」


「わぁ・・・♪ゆずちゃんいきなり抱きつかないでよ〜♪」


柚花ゆずかに抱きつかれて嬉しい春奈はるなであるが、やはり自分だけ話についていけないことに申し訳なく感じた為、少しでも詳しく知ろうと思った。


「あ、あのゆずちゃん?その桜井さくらいって人はそんなに有名なの?」


「有名過ぎるよ。だってコイツの親父は関西最大の暴力団北條会の人間だもん。昔から周りにヤクザ者ばかりいて好き勝手して生きてきた人間。それで本人も中学時代から自分の親衛隊とか作って悪さをしているの。平気で通行人をバットで殴り殺して金を奪ったり、詐欺をしたり、外国人狩りとかもしているんだよ。」


「・・・北條会?」


ポカーンと間抜けな顔をしている春奈はるなを見てメッセンジャーは柚花ゆずかの顔をくちばしで突っつく。


柚花ゆずか、まずは北條会の説明からしてやれ。」


「メッセ痛いから突っつかないで!じゃあ春奈はるなちゃんに北條会の説明を簡単に話そうか。」





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