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アレ?何か忘れている気がする・・・?

「よしよし♪これで闇バイトの件はすぐに片が付くね。春奈はるなちゃん来週中にはそのアプリ調べるの完了できる?」


「そんな早く出来ないよぉ・・・。最低でも一ヶ月は掛かるかな・・・」


「アレ?結構簡単に調べること出来るのかな?って思っていたんだけど。」


アプリを調べるのは意外と大変なもので、春奈はるなはこの手の調査をする際に自作の調査アプリを作って調査をするのだが、それがかなり時間かかるのだ。


それに加えて春奈は今年受験生。レベルの高い学校を目指しているから勉強を怠るわけにはいかないのだ。


ゆずちゃん、ごめんね?なるべく急ぐから。」


「そっかぁ・・・。分かった、急いでないから自分のペースでやってね♪」


柚花ゆずかには春奈はるなの調査の大変さは分からないが、いつもこの手の調査を笑顔で引き受けてくれる春奈には感謝をしている。


だから柚花ゆずか春奈はるなに急がせるつもりは無かった。


そんな事より柚花ゆずかには新しい仕事がある。



新メンバー高山の育成である。


「よ~し!じゃあこれから高山くんを一人前の忍者にするためにみんなにも手伝ってもらいます♪まずは役割分担して高山くんを育てよう!」


「私は無理。」


不機嫌そうに即答したのは岩崎優いわさきゆうであった。面倒くさそうな顔をしてアクビまでしている。


「えっ〜!?ゆうちゃんどうして〜?」


「私は実習があるの!そもそも東京の大学行っているんだから毎日来れるわけないじゃん!」


「でもいつも集会の時には来てくれるじゃん♪ゆうちゃんはなんだかんだ言って面倒見良いしね♪」


柚花ゆずかのニコニコした笑顔、これを見せられるとゆうはどうしても断れない。


「ぐっ・・・!でも駄目だ!これからマジで大学忙しくなるからっ!じゃあ私は帰る!じゃあな!」


「あ、逃げられちゃった・・・。」


残念がる柚花ゆずか。面倒見の良いお姉さんのゆうには是非とも高山たかやまくんの教育に手を貸してもらいたかったのだが・・・。


しょんぼりしている柚花ゆずかに千歌は慰めようとする。


ゆずちゃん残念だったね・・・。でも仕方ないよ。ゆうちゃん医学部だし、私達だけで高山くんを育てましょ?」


「うん、そだね。」




すると突如として部屋の窓を突っつく音が聞こえた。


窓の方を見ると鳩が窓を必死に突っついていた。


「あっ!忘れてた!ゴメンゴメン!」


柚花ゆずかは慌てて窓を開けると鳩は部屋に入ってきて柚花ゆずかの頭を突っつく。


「ゴメンじゃねーよ!このバカ柚花!俺を置いていきやがって!この山を1人で飛ぶの心細かったんだからな!」


そう・・・柚花ゆずかは思いっきり忘れていたのであった。


メッセンジャーの事を。


メッセンジャーはこの山を1人で飛び回るのが怖いらしい。


この山は基本的に立ち入り禁止の為、野生の動物とかカラスが沢山いる。


食べられない様にここまで来るのがとても大変だったのだ。










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