個人情報がたくさん入っている鞄を入手したぞ!さてお金はいくらあるかな・・・
柚花の目にも止まらない攻撃で複数人いた輩のお兄さん達はみんな心臓を貫かれて絶命した。
「さてと・・・鞄ゲット♪さて中身はっと・・・。」
柚花は鞄の中身を見ると免許証と銀行のカードが大量に入っていた。ちなみにお金は見当たらない。
「うわっ・・・!なんじゃこりゃ!」
驚く柚花。そんな柚花の一部始終を見ていたメッセンジャーが柚花の肩に止まる。
「うわぁ・・・。これはエグいて。個人情報が多すぎるだろ。とりあえずコレは家に持って帰るぞ。」
「そ、そうだね。ここに置いておくわけにはいかないもんね。とりあえずお兄さんを叩き起こそう。」
柚花はそこら辺の茂みに捨てたお兄さんを探し出して気を失っていたところを無理矢理起こそうとする。
柚花は近くにあった水道の水をお兄さんの頭にぶっかけて起こす。
「・・・?うわぁっ!ち、ちべたい・・・!」
水をぶっかけられてお兄さんは目を覚ます・・・がいきなり冷たい水を頭に掛けられてメチャクチャ寒く感じる。
「あ、起きた?お兄さんおはよー!お兄さんが怖がっていた岡なんとかさんは殺しといたよー!」
「へぇ??え?あのヤバいヤクザっぽい人を殺しちゃったの?」
予想外の事にお兄さんはキョトンとする。
「アレはヤクザじゃないよ。半グレだよ。町のチンピラ。ヤクザにしてはあまりにも頭が悪すぎる。半グレってそこら辺にいくらでもいるからさ?お兄さん気を付けてね?」
しかしお兄さんはいまだに頭に?マークを浮かべているような顔をしている。
「でも柚花ちゃんがあんなヤクザな人を殺すなんて無理だ!」
どうも柚花がヤクザっぽい人を殺したことに疑問を浮かべているみたいだ。
「無理じゃない!なんなら?見てみる?その代わり気持ち悪くなると思うけど。」
「う、うん!」
そうしてお兄さんは柚花に着いて少し歩くと、そこには心臓が突かれて死んでいる者が複数人おり、身体が真っ二つに斬られている者や人間の生首、身体がバラバラに斬られているもの遺体が見つかった。
「うっ・・・!おえっ・・・!」
この凄惨な殺人現場を見てお兄さんは慌てて茂みに行きゲロる。
「あ、だから言ったじゃん気持ち悪くなるって。」
柚花はお兄さんの背中を優しく擦ってあげた。
初めてバラバラに斬り刻まれた死体、生首を見るのは誰だってキツいものがあるだろう。柚花も同じ道を通ってきたからお兄さんの気持ちは痛いほど分かっていた。