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シノビモノ 〜現代に生きる忍者は悪人や極道を人知れず退治して生きています!〜  作者: 獅子王
現代の忍者、望月柚花参上!

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矢野先生

柚花ゆずかの学校のホームルームは8時30分からなので、書道の活動はほどほどにして2人は教室へ向かう。




「みんな、おっはよー!」


元気よく挨拶して教室に入る柚花ゆずか


「あー!ゆずちゃん遅いじゃん〜!今日もギリギリに来てんじゃん〜!」


「えへへ〜!今日も書道部の活動してたんだ!」


柚花ゆずかはどこでも元気でニコニコした人気者の為、教室へ入るとみんな声を掛けてくる。


どこの組織に行っても絶対に組織の中心人物、リーダー的な存在になってしまう柚花ゆずか。中学では生徒会長をしていたし、高校でも現在は学級委員長だし、クラスのまとめ役である。


それに比べ千歌ちか柚花ゆずかと一緒に教室に入って来たのに誰も何も言わない・・・というより気付いていない。



本来、忍者は世間の目に気付かれないように細々と生きていくものだから忍者の生き方としては千歌ちかの方が正しいのだが、千歌ちかは少し寂しく感じることがある。


忍者とはいえ千歌ちかも人間なのだ。柚花ゆずかみたいにクラスのみんなとワイワイしたいって気持ちがある。


しかし小さい頃から両親から目立たず、例え地味言われても堅実に生きなさいと言われて育った為、柚花ゆずかみたいな生き方をしようとしても出来ないのである。




そんな感じで柚花ゆずかがクラスのみんなとワイワイし、千歌ちかが教室の隅っこでチョコンと座っていたら教室の扉が開く。


「皆の衆おはよう!みんな席に座れ〜!」


入って来たのは帽子を被った身長180センチぐらいの体格の良い先生・・・柚花ゆずか達の担任の矢野先生だ。




「今日も望月はクラスのムードメーカーだな。」


「うん!あたしはいつもムードメーカーだよ!」


柚花ゆずかは明るくてクラスのムードメーカーだし華やかな容姿のせいか先生からも評判がいい。


だがそのせいで余計な仕事を任されることがある。


「お前、今日の昼休みにグラウンドの整備手伝え。放課後、すぐに練習出来るようにしときたいんだ。」


「ええっー!?なんでっー!?」


「だってお前学級委員長じゃん。」


「ええっー!それだけの理由でっー!?やだっー!」


「それだけの理由ってなんだ。十分な理由じゃねぇか」


矢野先生は野球部監督。少しでも練習時間を確保するために柚花ゆずかをグラウンド整備に手伝わせたりする面倒な先生である。


ちなみに国語教師である。奇行も目立つ人でもある。






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