奴隷の弱点
皆さんは創作において、自分の長所や短所を把握されているでしょうか。
奴隷には明確な短所というか、弱点があります。
先に長所の話をすれば、奴隷の作品に頂いた多くの感想コメントに書かれていた。
わかりやすい
臨場感がある
描写が美しい
といった描写のわかりやすさや、詩情表現などの描写の綺麗さ、文章表現のリアルさが奴隷の良さだと思います。
奴隷はこれに特化した作者だと自認してまして。もし、文章創作者ステータスがあれば、描写のリアルさ、詩情表現の巧みさ、にステータスポイントを全振りしたような偏りがあるんですね。
で、弱点なんですが、奴隷は設定厨なんです。
書き始めてから、大雑把に作った世界観やストーリー、各キャラクターや登場する様々な器物、こうしたものの設定を肉付けしながら書き進めていくんですが。
背景にある設定を足していって、世界観、人物の背景、社会制度や使われる道具や技術の設定に矛盾なく、それぞれが相互に噛み合うように組み合わせていくと、どうしても「ここが気になる。何か矛盾してる」というのが出てきます。
こうなると、ある程度は整合性のある説明が出来る裏事情とかを考えついて、それを他の設定にも反映させつつ、全体のバランスがとれるまで筆が止まります。
はい、書きかけが増える最大の要因です。
ストーリー展開としてはかなり先まで決まっているものの、気になるところを詰めていかないと「書けなく」なるのが奴隷の明確な短所です。
というか、そこまで考えたところで「作った設定」のうち実際に本文に書くのは「半分」も無かったり、下手すると3割くらいしか、考えた設定を書いて無かったりする訳です。
それは考えた設定を全て書いていてはだらだらと冗長で読みにくい作品になるからで。
だったら、そんな無駄なことしなければと思うんですが、例え最終的に矛盾や齟齬が残ったとして、ある程度は自分で納得できないと書けないんですよね。
そして、削ってるつもりでも、設定や背景説明でやたら冗長になるのも自分の弱点で。
折角考えたから書きたい気持ちと、やっぱり説明しないと、伝わらない部分があるなという思い。反面で設定資料のような文章で、展開が一向に進まない冗長な文章でテンポが悪いと、どこを削るかで悪戦苦闘する羽目になる。
あんまり考えずに勢いで書くと早いんですが、一度でも思考のループに嵌まるとめっちゃ筆が遅くなるのが奴隷の弱点なんです。
皆さんは創作においての弱点はありますか。
感想お待ちしてますщ(´Д`щ)カモ-ン