念願の
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あれから5年の月日が流れ、私は10歳になりましたの。
五年の間魔法の特訓をしたり勉強をしたり活火山に住んでいる炎龍を倒したり光の精霊女王にあったりと色々ありましたけどそれについてはまぁ、追々話しますわ。
さて、そんな私が今何をしているかというと、明後日あるお披露目会・・・もと言い、私が初めて出る夜会の支度ですわ。まだお2日もあるというのになっていないというのに、今から夜会の支度をしてるんですのよ!?全く、信じられませんわね。今は子供だからこれくらいですんでますけど、大人になったらもっと時間がかかるそうですわ。恐ろしい。
「——う様、お嬢様!・・・全く、聞いておられますか、お嬢様。」
「え?あぁ、ごめんなさいミリア。少しボーッとしてましたわ。」
ミリアというのはシャルロッテが小さい時からいた専属の侍女ですわ。
シャルも信用してますし、私もだいぶ信用していますの。
彼女は整った顔立ちをしていて、私の憧れなんですの。
黒い綺麗な髪に、緑の瞳。落ち着いていていつも動作が綺麗。
あぁ、私もいつかあんなふうになってみたいですわ!!
「それで・・・今なんて?」
「お嬢様は、ドレスにつけるならこの紫の蝶の飾りと、銀糸のレース、どちらがいいと思われますか?」
「そうね・・・。こっちのレースにしてくださる?落ち着いた雰囲気にしたいの。」
「そうですね。やはり華やかなものより落ち着いていてかつ美しいものの方がお嬢様の魅力を引き立てますわね。」
とっても素敵なミリアなのですけど・・・一つだけ、問題があるんですの。
彼女、重度のシャルロッテ信望者なんですのよ。いつもシャル至上主義というかなんというか・・・少し困った子ですの。
「え、えぇ。ありがとう。」
「それでは一区切りつきましたし一旦支度は中断致しましょうか。そろそろ動きたいでしょうし。」
「助かるわ。ありがとう。」
それじゃあ、と言って私は部屋からでましたの。
そのときでしたわ。
お父様が私を呼び止めたのですわ。
「あぁ、シャル。ちょっといいかな。」
そうそう、5年の間に私もシャルとして扱われるようになりましたわ。
少しずつシャルと意識が同化してきたというか、なんというか。
もちろん今でもシャルと会話はできるんですけど、私がシャルの一部になってきたというか。
なのでゲームの記憶以外の前世の記憶は少し朧げなんですのよ。
意外とあんまり寂しくはありませんわね。
「どうしましたの?」
「君に紹介したい子がいるんだ。少しいいかな?」
「えぇ。」
紹介したい人とは誰かしら?
お父様は後ろにいた子に声をかけた。
「イザンナ、挨拶しなさい。」
「お、お初にお目にかかります。イザンナと申します。」
す、すっかり忘れてましたわ!
確かにゲームでは義理の弟イザンナが来るのはシャルが10歳のとき。
私としたことが、不覚でしたわ!!
ま、まぁ、彼のことは思いっきり可愛がるとシャルと決めていましたし、も、問題ありませんわ!
あ、ありません、わよね?
「初めまして。イザンナ。私はシャルロッテですわ。」
「彼は遠い親戚の子でね。優秀なので、引き取ったんだ。」
「では、彼は今日から私の弟なんですの!?」
「あぁ、仲良くしなさい。」
私は満面の笑みで、イザンナに話しかけた。
「会えて嬉しいわ、イザンナ!!これからよろしくね。仲良くしてくれると嬉しいわ。私のことは好きに呼んでちょうだい!」
「よ、よろしくお願いします。シャルロッテ様。」
「好きに呼んでちょうだいと言ったけど・・・よければ姉さんと呼んでくれないかしら。」
それを聞いた彼は目を見開いた。
「よ、宜しいんですか!?」
「えぇ。私、昔から弟が欲しかったの!だからそう呼んでもらえると嬉しいわ。あと、敬語も禁止よ。」
「わ、わかった、ね、姉さん。っよろしく。」
「うん!よろしくね!!」
私に可愛い可愛い弟ができましたわ!!




