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バカとアホとマヌケと苦労人のパーティーは、いつも賑やかです

作者: 十束

会話オンリー。


人物紹介

 バカ:アルト(男)

 アホ:リース(女)

 マヌケ:リンカ(女)

 苦労人:名前の登場なし(男)

 

「今回の依頼は、フォレストウルフの討伐だ。ノルマは10体、それ以上だと追加報酬だ。分かったか?」


「わかった!」「おけ!」「了解」


「そうか、じゃあアルト! 今日の依頼を説明してみろ」


「え〜っと、フ、フォ、フォートレスウルフの討伐で、ノロマな10体! 異常だと報酬が増える!」


「……リース! 説明してやれ」


「どこぞのバカと違って私はちゃんと聞いてたもんね! フォレストウルフの討伐で、10体狩ればいいんでしょ? もっと狩れば報酬アップ!」(ドヤ顔)


「バカじゃねーし! フォレスとウルフを狩ればいいんだろ? 分かってるし!」


「ちなみにアルト、フォレスについて説明してくれるか?」


「あれだよあれ、なんか幽霊みたいな透けてるやつ!」


「それはレイスだな。というかフォレスなんて存在しないから。リース、フォレストウルフについてこのバカに説明してやれ」


「ふっふっふっ、こんなバカとはレベルが違うんだから! いーい? フォレストウルフってのはねぇ! ……なんかこう、ウルフより強いやつよ!」


「お前だって分かってないじゃねーかアホ!」


「バカにアホって言われたくないんですけど!?」


「お前らは両方バカでアホだから心配すんな。ところでリンカ、話を聞かずにバクバク飯食ってるけど、財布は持ってるのか?」


「…………ん」すっ(無言で手を差し出す)


「やっぱ持ってねーじゃねぇかこのマヌケ! そんなんでよく『私はこの馬鹿共とは違います』みたいな雰囲気出せたな!」


「シチュー追加で」


「なぜ当然のように追加注文が出来るんだ……!」


「おいしいよ? 食べる?」


「いらねぇよ!」


「あ、俺食べたい!」「私も!」


「呑気かよ! ってかこれから依頼なんだからお腹いっぱいにすんなよ?」


「……ふっ」


「なんだその『もう手遅れだ、私を見捨てて先にいけ』みたいな無駄にかっこいい表情はよぉ!?」


「じゃあリンカ抜きで行くか」


「それなら私ものこりたーい」


「じゃあリースも居残りか」


「『居残りか』じゃねぇよ! 全員で行くんだよ! 報酬抜きにするぞ!?」


「それはやだ」


「なんで堂々とサボるけど金だけ貰うね宣言出来るんだお前はぁ!」


「おうぼうだー」「きちくだー」


「意味分かってんのかお前ら!?」


「「ひどいやつ」」


「大体合ってるよちくしょー!!」


「ごちそうさまでした。ほら、遊んでないで早く行くよ」


「なんでそんな自然に仕切り始められるの? さっきまで君もこいつらと同類だったよねぇ?」


「よっしゃあ依頼だ!」「さっさと終わらせるよ!」


「分かってないのに行こうとしないで!?」


「あっ」


「どうした? 重大な事実に気づいたような顔して」


「デザート……忘れてた」


「もう食べんなお前!」


「デザートは大事だぞ!」「むしろデザートがメインなとこあるよね!」


「脳無しコンビは黙ってろ!」


「「脳無し!?」」


「あっ」


「今度はなんだ? またくだらないことじゃないだろうな?」


「杖……忘れた」


「大事じゃねぇか!? 魔法使えない魔法使いに価値はねぇよ!?」


「ひどい……私が無価値だなんて」


「さいてー」「ひどーい」


「絶対悪ノリしてるだけだろお前ら!?」


「「バレたか」」


「あっ」


「またなんか忘れてたのか!?」


「支払い……してない」


「俺がしたわ! そもそもお前財布持ってきてなかっただろうが!?」


「…………よくやった、褒めて遣わす」


「嬉しくねぇよ!?」


「またまた〜」「照れ隠ししちゃって〜」


「うるせぇなバカップル!」


「かかかカップルちゃうわ!」


「そそそそーよ! なんでこんなバカと付き合わなきゃなんないのよ!」


「またバカっていったなこのアホ!」


「バカにバカって言って何が悪いのよこのバカ!」


「なんだと!」「なによ!」


「おいおい、喧嘩はやめとけってそんな至近距離で睨み合わなくても」


 ちゅっ


「そのネタは怒られるぞ!?」


「大丈夫。文章なら分からない」


「唐突なメタ発言やめてくれません!?」


「なぁ、大変なことに気づいたんだが」


「奇遇ね、私もよ」


「「今のファーストキスだったんだけど」」


「ほんとにバカだなお前ら!? むしろお似合いだよ!!」


「「照れるなぁ」」


「褒めてねーよ! ……いや、褒めてるのか……?」


「考えたら負け」


「お前はむしろ考えて動け!!」


「怒ってばっかりだとシワが増えるよ〜」


「お前らのせいでな!?」


「そんな俺達が悪いみたいな言い方なぁ?」


「「ひどいなー」」


「さてはお前ら打ち合わせしてるな!?」


「全く」

「全然」

「してないよ」


「すごいテンポよく言ったなぁ!? 確実にグルじゃねーか!」


「グルって」「何?」


「バカ共め!」


「チップはこっち」


「なんで劇でもないのにチップ投げるやつがいるんだよ!? 『もっとやれー』じゃねぇんだよこっちはマジでやってんだよ!」


「貰えるもんは貰っとこうぜ!」


「お金は大事よ?」


「昼ご飯分にはなったかな」


「お前らは気楽でいいよなぁ!? もういい! 依頼こなしに行くぞ!」


「「「ご視聴ありがとうございました」」」


「もう突っ込まねぇぞ!?」


 こういうテンションの話大好きです

 勢いだけで書いたから(書く時基本そうだけど)かなり適当な部分が多いかも

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