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白馬の王子さま

白馬の王子さまを夢見る娘

「パパとママはラブラブです」


「うふふ、そうね」


「リシェとママとパパも仲良しだよ」


「はい、です」


可愛らしいことを言うリシェを抱き上げ、膝の上に乗せる。ああ、可愛らしい。


「パパはママのどこが好きです?」


「明るくて元気で笑顔が可愛らしいところかな。あと、優しくて責任感のあるところかな」


「ママ、顔真っ赤です」


エルを見ると真っ赤になって俯いている。愛おしいなぁ。


「ママはパパのどこが好きです?」


「男らしくて、かっこよくて、気遣いが出来て、笑顔が素敵で、優しくて、頼りになるところよ」


「パパも顔真っ赤です」


次は俺が真っ赤になる番だった。


「じゃあ、私も笑顔が可愛くて優しくなれば白馬の王子さまが迎えに来るです?」


「うん?…ああ、あの絵本か。そうだね、でもリシェは十分に可愛らしいし優しいよ」


可愛らしい娘の頭をぐりぐりと撫で付ける。


「わん!」


「ほら、リオルもそうだって言っているわよ」


「嬉しい、です!」


リオルと戯れ合うリシェ。…まだ、お嫁さんにはあげたくないなぁ。でも。


「白馬の王子かぁ…いい婚約者を探してあげないとなぁ」


「うふふ、リオ様、気が早いですわ」


「そうかなぁ」


なんとなくセンチメンタルな気分になった一日でした。

娘を嫁にやりたくないお父さん

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