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エルと距離を詰める

夫婦の時間も大切に

リシェと買った猫のクッションはエルに大好評だった。エルは元々リシェのことに関して積極的で協力的だが、夫婦としてはあまり会話がない。これではいけないと、プレゼントをしてみたもののリシェと仲良くなるための買い物だと勘違いされている様子だ。どうにかして夫婦としてもっと仲良くなりたい。


「エル」


「?はい、リオ様」


「リシェも寝付いたし、ちょっとお話しないか?」


「は、はい!」


エルにホットミルクを淹れる。エルは恐縮しながらも受け取ってくれた。


「エル、俺はリシェともエルとも本当の意味で家族になりたいと思っている」


「はい、ありがとうございます!」


「だからその…エルとも本当の夫婦になりたい」


「えっ…」


「どうか俺に、君を愛させてくれないか」


跪いて手の甲にキスをする。途端にエルの顔が真っ赤に染まる。


「えっ…あう…は、はい…」


「ありがとう、エル」


こうして俺たちは、名実共に夫婦になった。


ー…


翌朝


「…あれ、ママ、パパとなんだか仲良しです?」


「えっ…あー、うん。うふふ。そうね、パパとママは仲良しよ」


「リシェもパパとママと仲良くしてくれるかい?」


「はい、です!」


そう言ってこちらに走ってきてジャンプして抱きついてくるリシェ。随分と懐いてくれたと思う。可愛らしい。俺がこの二人を守ってあげなければ。

ちょっとずつリシェも慣れてくれてます

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