使命を果たす代償
ある所に女の子がいました。
女の子はたくさんの優しい人々と幸せにくらしていました。
そんなある日女の子は自分で決めた使命を達成していないことを思い出したのです。
女の子の使命を果たすことはとても難しいことでした。
けれども叶えられるものがいたのです。
女の子はそのものにお願いしてみました。
そのものは一言だけ言い
女の子を下へ下へと落とし器をあたえました。
女の子が気づいたときには下についていました。
女の子は目的を果たすためある家に入り、無事使命を果たしました。
けれども女の子は二度と上には帰ってきませんでした。
女の子は赤の世界から抜け出せなくなっていたのです。
女の子はそれから笑い続けました。
それから女の子は赤の世界から出られたのでしょうか?
お前の使命が果たされた時
代償としてお前の喜びを貰う
「お母さん、その女の子はどうなっちゃったの?」
「今はね罪を償って結婚して子供がいて幸せに暮らしてるのよ」
「けどこれは悲しいお話なんでしょう」
「どうして?」
「だってお母さん泣いてるもん」
「ううん、お母さんもう眠くてあくびが出ちゃったの、もう寝よう」
「はーい」
「お母さん、後で行くから先に行ってて」
「すぐ来てねー」
「うん」
女の子は赤の世界から抜け出せました。
そしてその命尽きるまで幸せに暮らしました。