魔法陣
・・・・腹減った。
なんなんだあの魔法陣!?
「ああ・・・あいつらまたきやがった・・・。」
「今度こそおわりだ・・・・。」
みんなすごく怯えている・・・・。
「あの、あの魔法陣はなんなんですか?」
「まさかあんた知らないっていうんじゃないだろうね!?」
「えっと、その、自分記憶喪失でして・・・・。」
「・・・・っ!あれとおんなじ魔法陣が2年前にもやってきたのさ。そしてそこから出てくる怪物が多くの人間を殺していった。私たちはただただ殺されるのを待っていた。龍をてなずけた魔法使いがくるまでね。」
「・・・龍?」
「ああ、その男は出てくる怪物を次々に倒し、世界をすくった。けど、その男も他の怪物と一緒に消えたらしいんだ。だから今はもう、守ってくれるやつなんかいない・・・。」
「うわあああああ、きたあああああ!!!」
空をみると巨大な鳥が空から舞い降りようとしている・・・。
――――おれがやらなきゃ・・・・。
おれの手は自然と伸びていた。スマホのような機械と、一枚のカードに
機械の左側についているボタンをおすと機械がスライドして、トレイが出てきた。
ちょうどカード1枚分の大きさだ。そこにカードを乗せ機械を元にもどした。
『ZERO DRAGON』
機械が喋った・・・。
俺は、戦い方を知っている・・・・!!
おれの真上に白い魔法陣が現れ、そこから白く、細長い何かが出てきた。
これは・・・龍だ。
巨大な鳥は獰猛な鳴き声をあげて近づいてきている。
龍はおれの周りでとぐろを巻きながら鳥に唸り声を上げている。
俺は2枚目のカードをてにとった。
機械の右側にはカードをスキャンするくぼみがある。
俺は2枚目のカードをスキャンした。
『FLAME DRIVE』
今度は空中に赤い魔法陣が現れた。
龍はその魔法陣を通り抜けた。
龍の体は赤く変化した。
2話目です、どうぞ引き続きお楽しみください。