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頭脳明晰、容姿端麗、運動神経抜群。
それでいて、誰にでも平等で親切なクラスメート···霧生 蓮斗。
そいつが、オレ···波崎 律の大嫌いな人間。
ナゼ嫌いなのかと理由を問われれば···
1笑顔が嘘っぽい
2何考えてるか分かんない
3八方美人っぽい
···などなど。
きっと、この話題だけで1日は話し続けられる。
そんな事をふまえて、今日と言う日がオレの人生最大の厄日となった。
ーーーーーーーーーーーー放課後。
いつもどおりに、霧生を避けて(主に、半径1mに入らないようにして極力目を合わせないようにした)帰ろうとしていたオレは教室にケータイを忘れたことに気付く。
「ん···机に置いたままだったかも」
仕方ないな~と呟いて教室へと踵を返す。
「え···?」
明かりの消えた教室で、誰かがオレの机に座っていた。
···せめて、椅子に座れよ。なんて思いながら、逆光で顔の見えない相手に声をかける。
「そこ、オレの席だけど···?」
それを聞いて、ゆっくりと顔をこちらに向けた人物にーーーーーー息が止まった。
そいつ·········霧生 蓮斗はオレのケータイを片手に不機嫌そうな顔で口を開く。
「なんで、波崎は僕を避けるの?」
なんか、グダグダでスイマセン···。
えーと、テスト勉強のストレス発散と言うことで書いて行きます!