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卑駄下身の森奥
個人的妄想の自慰行為なので批評や感想は求めておりません
序
神に敗れ真名を剥奪された敗北者の国、
卑駄下身と呼ばれる国に深淵と呼ばれる深い森あり。
その森の奥に密かに隠された敗北者たちの記録を集めた禁書たち。
そして、その本を人知れず守護する任務を与えられた双魔の巫女が、
有為と無為の二人であった。
有為は過去を観る目と前へ進む心を持つ濃色の巫女
無為は未来を見通す目と背後を顧みる心をもつ緋色の巫女
彼女らはどれだけ昔からなのか、そしていつまでその禁書を守護し続けるのか
それは誰にもわからない。
むしろ誰にも見つからず知られずこの書庫をひっそりと守り続けるのだ。
すべての敗北者のために。
来たるべき再起のときのために・・・。