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side マリア

私は川田中マリア、18歳の女子高生。

高校卒業後は就職して、家を出て行けと、親に言われた。


なによ。

私は大学に行って、良い男をつかまえて、セレブの仲間入りをするのよ!

勉強は好きじゃない。

でもお洒落と乙女ゲームは大好き!

欲しい物は欲しいのよ。

お洋服にアクセサリーに靴にバック。

欲しい物はいっぱいある。

ゲームも新しい物は直ぐに買いたいし、ゲーム機だっていろんな種類があるから全部欲しい。もちろんゲーム機だけじゃなく、パソコンやスマホも最新の物がいいわね。


お小遣いが足りないと言うと、バイトをしろと言われる。

なんで働かなきゃいけないのよ。

バイトなんかしたら、ゲームをやる時間が無くなるじゃない。


嫌だけど、お金のために、爺と婆のところに行って、お金を強請る。

爺は地主でお金持ちだ。

口うるさくてマジうざいけど。


私が爺と婆にお金を貰っていたことが親にバレて、爺と婆がお金をくれなくなった。

気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない気に入らない。


そうだ。

私は爺と婆の孫なんだから、財産を貰う権利があるじゃない。

私は爺と婆の家に遊びに行って、2人の目を盗んで、家の中にあるお金を探して持ち出すことにした。

お小遣いを貰うより、たくさん欲しい物が手に入るようになった。


高校3年の10月。

私の成績ではどこにも進学ができないと言われた。

爺と婆の家からお金を持ち出していることを、詰られた。

高校を卒業したら、もう一切面倒は見ない、親子の縁を切るから就職しろと言われた。


なんで?

私何も悪くないよね?


むかむかが治まらない。

私はお気に入りのゲームや、大切なゲーム機やパソコンを、床に叩きつけて踏み潰した。

いくつかは、電源が入ったままだった。

ビリッという感覚が全身を走ったと思った瞬間、意識がブラックアウトした。


気が付くと、私は水の上に立っていた。

まわりは鬱蒼とした林、というよりも森だった。

そして目の前には、白馬に跨った金髪の王子様がいた。

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