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コミュ障吸血鬼、誤解する

キリを良くしたら、短くなってしまいました。すみませんm(_ _)m

更新は、1ヶ月に一回できればいいな、ぐらいの気持ちでいるので、その月で更新されなかった場合は、忙しいんだなと思ってください。

よろしくお願い致します。


 散歩に意識を向けても、どうしても頭の隅っこではアンナのことがチラつく。

 おかしいな……。

 アンナの変態具合には付き合いきれない、って思ってたのに、それが見られなくなるのを寂しいと思ってる僕がいる。

 だんだん毒されてきてるのかな……。

 ちょっと癪だな。

 腹立つし、罰をもう一週間延ばしてやろうか……。

 いや、今回はやめとこう。

 先にやり過ぎたのは僕だし。

 今は散歩にだけ意識を持っていかないと、またルルに心配される。

 よし、この考えは封印!

 と言って封印できるものじゃなく、僕の気持ちの問題なんだけどね。

 結論付けて思考の海から帰還すると、アンナの屋敷から大分離れた場所にいることに気づいた。

 いつの間に、こんなに歩いたんだろう?

 周りをキョロキョロと見渡し、おかしいな、と首を傾げると、隣からクスッと笑い声が聞こえた。


「お姉様、またあの変態のことを考えてたんでしょう?」

「……う、うん……ごめん」

「謝らなくていいんです。それだけ、変態のことが大切なんですよね?」

「変態は大切じゃない! ノーモア変態!」


 なんてこと言うんだ!

 変態が大切になる人なんて、変態な人だけだから!


「必死になって……そんなに大切なんですか?」


 なんでニヤニヤしてるの?

 なんか、誤解されてる気がする……。


「違う……! (アブノーマルとか)そういうのじゃない……!」

「そんなに必死にならなくても、ルルは完璧に理解しております! 変態(アンナ)のことが大切だと!」


 まだ勘違いしてる!?

 どうやったら誤解を解けるのか、コミュ障な僕にはわからない。

 どうしたらいいの?


「お姉様はやはり、ツンデレというやつですね。普段、あれだけ冷たい態度をとっているのに、大切に思っているなんて……」


 ……ん?

 なんか、思ってたのと違う。

 えっと、もしかしなくても、ルルの言ってる変態って、アンナのこと……だよね?

 うわっ、恥ずかしい……!

 勘違いしてたの、ルルじゃなくて僕じゃん!

 なんで、奇跡的に会話が成立してたんだろう?

 あっ、ルルがアンナのことを名前じゃなく変態って呼ぶからか。


「お姉様? 急にきょとんとされて、どうしたのですか?」

「……う、ううん……な、なんでも、ないよ? うん……」


 こんな恥ずかしいこと、言えるわけがない。


「そうですか? それならばいいのですが……」

「……ほんとに、なんでもない……」

「わかりました。では、散歩の続きをしましょうか」

「……うん……」


 よかった……なんとかくぐり抜けられた。

 どんなに懇願されても、言うつもりはない。絶対に。

 というか、ルルが紛らわしい言い方するのがいけない。

 〝変態のことが大切〟だなんて、そんな言い方したら、誰だって言葉通りの意味で取っちゃうでしょ。

 まぁ、よく考えたらルルが変態って言うのは大体アンナに対してだから、それを考慮に入れていれば回避できた誤解だったけど……。

 僕はコミュ障だから仕方ないよね?


 ──ね?



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― 新着の感想 ―
[一言] ここはやはり暖かい眼で見守るのが仏心かな(ーдー) 本当に大嫌いなら何もかも捨てても何処かに逃げる事もできたであろうに( ´-ω-)y‐┛~~ あんなんでも友達は友達か(,,・д・) 当…
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