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θ6

「ラーゼ様ラーゼ様!! コランだけかまってズルいですぅぅぅ! シシもギュってしてほしいです!!」


 そう言って来たのはもうひとりのプリムローズメンバーであるシシだ。彼女は赤茶けた髪の元気な女の子だ。頭の後ろで髪を束ねてて、そのポニーテールがゆらゆらしてる。彼女も男たちに囲まれてた筈だけど……


「皆も私とラーゼ様の絡まった姿みたいよねー!」

「「おおおーー!!」」


 どうやらシシは自分に興味をる人達まだぞろぞろと連れてきたみたい。それに絡まったって……それはどういう事? 皆さん何かを期待するような顔してるね。いや、わかるよ。美少女が絡まってると興奮するよね。さっき私がコランを抱きしめた時も興奮してた人いたみたいだし。けど、シシは事あるごとに私にくっついてこようとするからね。

 

 皆から好かれてる自信はある。けどシシは多分……本物……の百合だと私は睨んでる。妙に触り方やらしいしんだよね。

 

「ラーゼ様〰、私にもいい子いい子してください」


 そう言ってシシは私の首に腕を回して頬をスリスリしてくる。そしてそんな光景を見て、どよめく男ども。さり気なくコランを押し離す事もわすれない辺り、なんか女って感じするよね。

 

「ラーゼ様……」


 押し離されたコランがそんな寂しそうな声を出す。私はコランに手を差し伸べるよ。だって私は美少女の願いを無碍になんか絶対にしない。それは私のポリシーである心情だ。明らかにムッとした顔をシシはした。上手く隠してるつもりでも、私は見逃さないよ。私もずる賢いからね。なんとなく分かったちゃうよ。シシだってコランが嫌いなわけじゃない。

 猫かぶりっ子だけど、いい子ではあるんだよ。ただ、私の虜なだけ。ごめんね。私が罪づくりで。同性にも愛される私……

 

(ふふ、最高ね)


 両手に花とはまさにこの事。まあ一番の花は私自身何だけど。

 

「はぁはぁラーゼ様……うへへ」


 皆には聞こえてないだろうけど、私にはそんなシシのつぶやきが聞こえてる。このこやばいよ。どこかで区切りをつけないといけないかもしれない。私的にはこのままでもいいんだけど、シシの事を思うと区切りは必要だよね。私はこの子達の幸せを願ってるからね。

 

「全く、あなた達ラーゼ様を困らせてはダメですよ」

「うんうん〰、ラーゼちゃんも〰、よだれ出てるよー」


 え? マジ? 両手に花が幸せすぎて無意識にヨダレ出てた? 私は腕で……と思ったけど、こんな人が多い中で腕で拭うのは行儀がよくない。私は一応、領主になってマナーは学んだんですよ? こんな私でもね。勿論最低限だけど。ドレスからハンカチを取り出してそれで口元を拭う。もっと胸に脂肪が貯まれば……憧れのどこからだしてんだよって感じのアレをやってみたいんだけどね。

 

 けどまだそこまで胸はない。いや、Cくらいあるよ。形も完璧で柔らかさも普通よりも全然やわかい。ほんとなんで形保ってるのか不思議なくらい。けど私には多々そういう不思議があるから気にしない。まあそれのせいで人種かどうか怪しい訳なんだけど。

 

「ミラにフィリーも来たんだ」

「それはねー。だって三人がー、楽しそうにしてたからー。ねえミラ姉」

「ち、違います! 私はこのような場でマナーを弁えていあなた達をですね」

「それは私も含まれてるのかな?」

「えっと!? それは……ラーゼ様は別に違くてですね!」

「ふふ、怒ってくれたって良いんだよ? ご褒美だから」


 私はふざけてそういうよ。だってミラは私を怒れないもんね。いや、怒って欲しいのは事実だよ。だってミラが皆にガミガミ言ってるの、いいなあーって思うもん。私はまだそれだけの距離にいないんだよね。それはちょっと寂しいし。けどこれで五人が揃ったわけで、プリムローズ全員集合である。私達はきっと輝いてる。だってほら、皆がこっちを見てるよ。

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