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&435

 とりあえずアーミュラと話をしたい。落ち着いてね。そしてその本心を確かめないと……そうじゃないと進まないとおもう。もしも、アーミュラが完全に向こう側になってるのなら、実はアーミュラを狙うのが一番効果的だというのもわかってるわけで……でも今はアーミュラがどっち側かわかんないから微妙な事しかできない。それはこっちに不利に働いてる。

 なんとなくこっちに配慮をしてくれてる? とは感じる。でもそれだけで確信はないのだ。だから私的には確信が欲しい。けどそれが難しいのはわかってる。常に始祖の龍はアーミュラのことを気にしてるし、あの……そう、あの始祖の龍がちゃんと気にして守ってるのだ。それにアーミュラを狙うと切れるしね。束縛が激しい彼氏みたいなやつである。

 常に始祖の龍はアーミュラを気にかけてる。だからアーミュラに何かをしようとしたら速攻で気付かれるだろう。じゃあどうすればいいのか? それは始祖の龍がアーミュラを気にかけてても、どうしようもないくらいにこっちがイケイケで攻めまくる……しかない。それができるか? と言えば難しいとは思う。だってこっちの力で通じるのは私の力だけだ。

 でもその力でも、総量的にはまったくもって始祖の龍には及ばないんだからね。物量……といっても難しい。なら始祖の龍をだます? 始祖の龍は野生的で知的ではない。だまくらかすことができないことはない……と思う。野生生物的な始祖の龍だから直観とか優れてそうだけど、それでもちょっとでもだませれば、その隙をつくことはできる。

 なにせこっちだって始祖だ。私だってなんだって出来るということを忘れてもらっては困る。でも問題はどうやってだまくらかすか? だ。とりあえず一生懸命こっちは攻撃してる。アクトパラスはその身を使って、そしてヴァラヴァレレイドは自身を一つの燃え盛る槍にしてる。ルドルヴルヴは自身の体を何度も砕き、その破片を使ってる。私も龍の体に擬態して、できうる限り宇宙を埋め尽くすような攻撃を仕掛けてあげてる。 

 でも何度も食われるのは嫌だからね。ビームにはもうしてない。設置型の爆弾的な? それを大量にしかけることにした。それでそれに触れた始祖の龍にダメージを与えるのだ。宇宙に咲く私の花火はかなり美しい。


 ドーンドーン!


 ――と、暗い宇宙に桜の花が咲く。やっぱり私の力は始祖の龍は感知できないみたいだね。それでも始祖の龍が驚くのはほんの一瞬だ。ダメージだって一瞬で治るし……


(あげるのは威力じゃないのかもしれない)


 どうにかしてダメージを……とかおもってたけど、もっと別の事に意識を向けるべきか? まずはダメージよりも意識をそらすことが重要だ。ダメージなんてそもそもがこの現宇宙では豊富にあるエネルギーであっという間に回復されるのがおちだ。てか今までがそうだった。だから与えるのはダメージがじゃ意味がない。ならば何を叩き込むべきか?

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