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&417

 なんとかしてルドルヴルヴとともに逃げる……のをとりあえずの目標としてみるけど、それはとても難しい難問である。ゼーファスが連れてきた神達はいつの間にか撤退してるが、それは始祖の龍にとって神なんて追う必要も……いや壊す必要もないゴミみたいな存在だった……ということだろう。上位の神だっていたんだけどね。

 それでも古龍とか真龍……さらに言えば始祖の龍と比べたら……その力は天と地ほどの開きがある……ということだろう。ローレンとかのやつは結構戦いに特化してる神だと思ってたけど……それでも、始祖の龍のお眼鏡には叶わなかったか。


 ルドルヴルヴは自分たちよりも神や龍が生き残るべき……といったけど、現状神では始祖の龍をどうにかできる……とは思えないんだが? いくら束になっても……ね。それが見えてきてるよ。

 とりあえず希望を繋ぐためにも、ルドルヴルヴをなくすわけにはいかない。どうせならあの白い古龍が体内からゼーファスを拾って戻ってきてくれたら理想的ではある。でも流石にそれは贅沢な願望だろう。

 どうしたら中の白い古龍の助けになるかもわかんないし? だから考えることはルドルヴルヴと共に、この戦闘からどうやって脱出するか……


『なぜにきた!!』


 そんな風にルドルヴルヴに怒られるヴァラヴァレレイド。でもそれにヴァラヴァレレイドは何もいわずに始祖の龍へと攻撃を仕掛ける。するとルドルヴルヴもあまりグチグチというのはやめたみたいだ。

 無駄だと思ったんだろう。こうなったら2人でやるほうがいいしね。てかきっともう逃げられない。ならば覚悟を決めるしかない。


『愚かな選択だぞラーゼ』


 私の意思をヴァラヴァレレイドが受けてる……と思ったんだろう。そんなつぶやきを漏らした。てか絶対に私に伝える為に言っただろう。それに間違ってないね。でもヴァラヴァレレイドは自分の意思であんたを助けたさそうだったよ。


『それでも――』


 続く言葉をは始祖の龍のえげつない攻撃ででてこなかった。何が起きたのか、それは広がった始祖の龍の翼から、広範囲に黒い光線が広がったのだ。それはそれは触れる事もかする事も、更にいうと見ることすら許さない攻撃だった。


 一気に2人の龍の目が潰れる。更に頭がブクブルと膨らんで破裂しそうになった。私は2人の体を新生宇宙から引っ張って無理矢理回避行動をとらせてた。てかそれをしなかったら……確実にルドルヴルヴもヴァラヴァレレイドも今の一撃でやられてた。何今の? 反則でしょ。

 始祖の龍が反則なのは知ってた。けど、これじゃあさすがの古龍も真龍も戦いにさえならないぞ。これが少しでもやる気を出した始祖の龍の実力か。


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