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&399

古龍の体はもちろんだけど頑丈だ。でも相手は始祖の龍だ。だからいくら古龍だってその攻撃で無事ではいられない。このままではあの爆発の中で青い古龍はボロボロになってしまうかもしれない。

 けど……そんな事を思ってると、キラキラとした何かが爆発の中からでてきた。それはまるでダイヤモンドカットのように光を反射する盾? 障壁とかだろうか? それが青い古龍を守ってる。まさか始祖の龍の攻撃を守るほどの防壁が有るとは、私は青い古龍を見誤ってたかもしれない。

 古龍にしてはなんかちょっと危なっかしいな? とか思ってたけど、流石は古龍。すごい力を持ってたみたい。でも始祖の龍の下半身から放たれるいくつもの爆発から完全に逃れたのか? といえば、そうじゃない。

 それにいくら攻撃を防げたとしても、古龍たちでは始祖の龍への有効打がね。難しい。私が力を貸してるから、通りはする。でも……決定打にはならない。


「うおおおおおおおおおおおおおお!!」


 再び青い古龍がブレスを吐く。それはなんといつの間にか赤い古龍もブレスを吐いてて、それとぶつかりあった。そんなことしてどうするの? と思ったけど、2つのブレスは押し広げ合って、一気に膨張していく。まさかあの双子龍の狙いは……


 次の瞬間周辺一帯を飲み込むような膨大なエネルギーの爆発がおきた。流石の私にも見えなくなったよ。


「むちゃをするわね」

『無茶や無理をしないと始祖の龍には届かなぬよ』


 私の言葉にズラララバライトがそういってくる。確かにそれはそうだ。それに……これはきっと決め手にはならないし? それは古龍たちだってわかってるはずだ。なにせ直接当てた訳じゃない。そもそも直接始祖の龍にあてたとて、そんなに効かないのだ。それなのに間接的に爆発の衝撃を与えても……ね。

 そんなに有効じゃないだろう。ならばこれは何なのか? きっと次への伏線。


『宇宙の法則。その外側に始祖がいるのなら、私達もその外へ行きましょう』


 どこからか、あの白い古龍の声が聞こえる。


『ここの神たちよ、すみません』


 白い古龍はそういってこの辺境の宇宙を壊しだした。さっきの双子龍のブレスの爆発の範囲だけみたいだけど、その場所が白い糸? それとも細かな光なのか、それで包まれて。どうやら白い古龍はアレの準備をやってたみたいた。そして今、その範囲に始祖の龍を閉じ込めた……ということだろう。

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