表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2249/2425

&314

『ほう……なるほど』


 私のボソッとつぶやいた『ホワイトホールを潰す』――という案。案外いいのかズラララバライトが考え込む。なんとなくで言ったんだけどね。実際ホワイトホールを壊すなんてできるのか? って問題もある。ホワイトホールはある意味で宇宙だ。それを管理してるのはゼーファス。

 ゼーファスは現宇宙の最高神といって言い。私は始祖になってるが、はっきり言って正面からぶつかったら私は負けると思う。私は始祖だけど、まだ私の宇宙は始まったばかり。比較もできないくらいに赤ちゃんの宇宙しかない私と、既に成熟してる宇宙を育て切ってるゼーファス。


(成長性は勿論私の方があるけど……)


 けど現時点の強さはゼーファスだろう。私の成長性は今や始祖になって無限大といえる。もちろん神だってそこらの生命よりも成長性はめっちゃあっただろう。だからこそ、ゼーファスは長い年月をかけて宇宙を育ててきて、その極致にもう辿りついてるんじゃないかってことだ。


 始祖と神では前提の土俵が違う。始祖は全ての宇宙からエネルギーを得られるが、神は自身が管理してる宇宙だけからしかエネルギーを得ることはできない。だから最終的には始祖が有利だ。

 でも今はダメだ。まともにやりあうなんてできない。


(まあそれならまともにやらなけれはいいだけだけどね)


 宇宙の違い。隣接してる宇宙とかの事じゃない。全く違う新生宇宙が私にはある。だからこそ、私は新生宇宙に逃げ込めばゼーファスが何かできることはない。

 ウサギっ子ができたようなことが起こる? ありえない。あれはウサギっ子が特殊だっただけだ。それはズラララバライトだってそういってたもん。もしも簡単に全く別の宇宙に行けるのなら、神達がこんな焦るわけないからね。

 自分たちの宇宙を捨てるのにはもちろん抵抗があるだろう。愛着だってあるだろうしさ。でも最終的に、その方法があるのならここまで神達は焦らない筈だ。追い詰められない筈。

 でも現実問題、大半の神は始祖の龍をどうにかしないとおしまいだ――状態だ。それは全く別の宇宙に行く手段なんかないからだろう。だからゼーファスだって持ち合わせてない筈。絶対とは言えないけど……だからホワイトホールを私がぶっ壊しても、新生宇宙に引きこもってれば、証拠は不十分な筈だ。


 いけるかな? そもそもが宇宙を破壊するのができるのか? というのかあるけどね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ