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&297

「まあ確かに、これだけじゃ私がゼーファス達やら他の上位の神からアーミュラを守れるなんて思えないか……」


 そういう目の前のローレちゃん。そう、これだけじゃ足りない。私の命の補償にはならない。なにせ名だたる上位の神に反旗を翻すのなら、それそうおうの保証は絶対に必要。それに……だ。それにもっと重要な事がある。


 「そっちに付くメリットはあるの?」


 だってゼーファス様に沢山の神がついてるのは、彼が希望だからだ。隠されてた来た中央の事。それが全ての神に開示された。それによってこの宇宙は危ないということが周知された。

 それじゃあ、その中央……そこにいる始祖をどうするのか? てかどうにかできるのか? 辺境にいるような……そもそも大多数の神にはなにがなんやら……だろう。

 けど神のトップがなんか言ってる……ならばきっと彼に付くのが正解なんだろう……それが安パイだとそこらの神はおもってる。ちょっとは事情がわかってる神も結局はゼーファス様につくしかない。

 だって他についたとしても、この宇宙が守れるとは思えないからだ。だからはっきり言って今、ゼーファス様の敵に回るという事は、この宇宙全体を敵に回すと道理だ。

 まあ色々と今は色んな所で戦いが起こってるから、全ての神が敵になるか? といえばそうじゃないかもしれないが……でも大多数の神を敵に回す覚悟が必要だ。それに見合うだけのメリットはなんなの? それがないとラーゼちゃんの方につけない。


「私に付くメリット……か。本当はこっちについてもらって知らせるつもりだったんだけど……でもアーミュラならいっか」

「ねえ」


 目の前にラーゼちゃんはいる。椅子に座ってティータイム風にそこにいる。けど、今声を掛けられたのは背後から。肩を叩かれて、振り返ると頬に指がプニっとささってきた。

 そしてそこにいたのも……


「ラーゼちゃん?」


 そこにもまたラーゼちゃんがいた。こんな芸当は別に神になら朝飯前といっていい。なにせ神の体はエネルギー体だ。分けるなんて造作もない。けど問題はそこじゃない。

 私の背後を難なく取った事。目の前のラーゼちゃんとは力の質がまったく違う事。そしてなんか妊婦のようにお腹が大きい事……なんかこのラーゼちゃんは色々と違ってて驚いた。


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