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&249

『ウサギっこがここまで空間に適性があるなんて……ね。これは……』


 私は別の宇宙の戦いを眺めながらにやりとするよ。だってこれだけ空間に適性があるというのは、私がやりたかった事に対して有意義な可能性がたかい。

 多分ウサギっこは私よりも既に空間を把握するのは優れてそうだしね。だってやっぱり星を別の宇宙に移動するってとても大変な事だ。

 それはそうだろう。だって星だよ? しかも星だけを移動したとしても、太陽とかだってちゃんと作って同じくらいの位置に移動させて公転させないと、星に大きな影響が出てしまうだろう。


 まあそもそも、今はまだ私達には星をそのまま移動させる術って奴がなかった。どうしようか? というのをいつも話し合うくらいである。

 けどもしかしたらこのウサギっこでそれは解決するかもしれない。私がどうにか頑張って『道』を作るしかないか……とおもってたんだけどね。


 それか魂だけを移動する。それなら物理的には何も移動する必要はない。

 問題は今の星を完璧にコピーできるか? って事になる。それに『今』という定義も困るというか? いつが今なのか……星なんてちょっと目を離すと文明が滅びて新たな文明が起きたりさ……そんなことが起きるなんて神目線ならあるのである。

 でもそんなときは神として私が知ってる人たちがいる時点まで戻す……という事をしてる訳だ。勿論そんなのができるのは世界樹がある星だけでしか出来ない。


 だからウサギっこが守りたい星は戻すことは簡単。でもだからこそ、今があいまいというか? だって戻すといっても……それはその星の記憶をたどって巻き戻してる訳で……新たな星を作って魂を移転させるとなったら、巻き戻しってその時点ではできない。

 だって新たな星には過去がないからね。いや、過去というか歴史か。だからこそ『今』を定義して区切る必要がある。そしてその今がどこにするか……それを勝手にしたら本気でウサギっこに嫌われそう。


『でもまだそれを決める段階でもなかったんだよね』


 なにせそこまでの段階に進んでなかったからだ。けどウサギっこの神としての才能が有れば、進められると思う。それがとても楽しみだ。私はもっともっと見たいと思ってる。ウサギっこが神として成長するその姿をね。

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