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&236

 一つの星が静かに消え去っていく。あの野郎……である。あの星にはまだ知的な生命体いなかったからよかった……いやよくないけど!! それでもこっちはそれなりに時間をかけてるんだよ!! 私はすぐに世界樹をはやそうとするからね。

 それをせずにちゃんと自然に発生させようとしてたのに!! その努力を無に帰したな……あの神、絶対に許さん。でも私からは今は手は出せない。だから色々と準備をズラララバライトが整えるまで、私はドラグとウサギっこの戦いを熱く見てるしかできない。


「いけー! そこだあああ! やっちゃええ!!」


 私はテレビの前に熱くなってるどっかの親父みたいになってる。勿論私だからとてもかわいいと思う。だらしない格好でおしりをポリポリ……なんてしないからね。

 むしろ映像の前で腕を振るったりぴょこぴょこと動く私はかわいいでしょう。とりあえず最初は人間体で相手をしてたドラグですけど、途中から相手の神の強さにこの体じゃだめだと思ったんでしょう。

 なので靄のように一回戻って、それから……


「あれ何?」


 私も知らない形態にドラグはなってた。その姿は何やら機械的なドラゴンの姿。シルバーの輝きが眩しい綺麗なドラゴンだ。まずはあいさつの一撃。口の中から伸びる砲身。

 そこに収束するエネルギーが発射された。野太いビームが気持ち悪い神へと当たる。でも神もシールドを作ってそれを防いでる。すると向こうの神がその広げてた手の中に何かを現した。それは小ぶりの金づち? 小ぶりの槌? みたいなのが現れる。両手に現れたそれを――ブン! ブン! ――と無造作に投げる。

 するとクルクルと回ってそれが機械竜となってるドラグへと飛来する。でもただでその攻撃を受けるわけはない。

 ドラグの胴体の側面がいくつも開くと、そこからもビームが出て、向かってくる槌へと向かいます。砲塔的にそっちに飛ばないだろうって奴も、ビーム自体が動くからそこら辺は関係ないみたい。


 まあ私達は神に竜……このくらいはね。普通だよね。とりあえずそれで迎撃でき……てない。結構強力なアイテムなのか、そのままドラグにその槌がぶつかった。


「させないよ」


 私は戦闘には直接参加は出来ない。けど……アシストくらいはいいだろう。遠隔といっても、あれは私の宇宙だ。私のテリトリー。でも派手に力を使うと生存がばれるからあくまでもアシスト程度にとどめる。私はドラグにぶつかった槌のエネルギーを抑え込んであげることにする。

 このくらいは……


「いたっ!?」


 ううう……なんかフィードバックが思ったよりも痛かった。やっぱりあの神許せないよ! 私の憎しみゲージが上がったよ。


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