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「ふう……」
私は要望通りお風呂にはいってる。それもドーム状で外が丸見えな、かなり広い豪奢なお風呂である。一人私は悠々自適にそのお風呂を満喫してる。それにやけに白いミルク色のお湯はまるで肌にしみるようで……とても気持ちいい。
私の疲れた肌に浸透していくようだ。
「ラーゼ様。お飲み物をお持ちしました」
「はーい。ありがとう」
私の為にとてもかわいい女性がメイド服風の水着をきてやってきてくれる。その人の持ってるお盆にはトロピカルなフルーツが刺さった飲み物に、アイスまで用意してあった。至れり尽くせりである。
「あーん」
私は髪を耳にかけて口をあける。その行為に、その水着メイドさんはドキッとしてる。だって顔が赤いもん。
「それでは失礼します」
そういった彼女は白いアイスを小さなスプーンで掬って私の口に……プルプルと震えててかわいい。きっと粗相をしないようにって緊張してるんだろうな。ふふ、貴女にならちょっと位粗相をされても私は何もいわないけど。
例えば……そうだね。この白いアイスを体にぶっかけられても、私は怒ったりしない。そんな風になったら……私はこういうだろう。
「舐めてきれいにしてくれないの?」
――とね。直接舐めるのが罰だよ。布巾とか許さない。かわいい女の子の舌が体を直接這う……その快感たるや……何者にも代えがたい極上だからね。まあけどここで焦らしてそんな罰を与えるのは可愛そうだから私は――あむ――と差し出されたアイスを口に含む。
うん、とても美味しい。私はスプーンを口から離して、その舌で唇をペロッとする。それをメイド風水着をきてる彼女は凝視してた。私は面白くなったからずっと「あーん」をしてもらった。
おもいっきりアイスとジュース、そして美少女堪能した私はかなり回復した。そういうわけで、私はうさぎっ子がどうなったのか確かめることにした。今更? とおもうかもしれないが、しょうがない。新生宇宙では色々と制約が多かったんだ。
それにうさぎっ子なら多分大丈夫という思いもあった。別に裏切ってもらっていいしね。そうなったらまた、私はあの子を奪うだけだ。そしてお仕置きをする。楽しみである。
今度はどんなお仕置きをしてあげようか? きっと裏切ってるよね? だって私のピンチだったし、私は死んだとでも思ってるだろうしね。きっと羽目を外してるんじゃないだろうか?
喚起に打ち震えてるかもしれない。
「ふふ、あの子の絶望に染まる顔がまた見れそうだね」
私の楽しみが一つ増えたよ。




