表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2102/2420

&167

「今……なんて言ったの?」

「いえ、すみません。どうやら、ラーゼ神は滅っされたようです」


 はい? なになになになに? どういう事? いきなりこいつ何を言い出してるの? やっぱり虫程度の脳みそしかないの? さっきまで別にラーぜを殺すきはない……とか言ってなかった? なのに、警戒しつつもお茶してたら……もちろんお茶はこいつらが出したものじゃなく、私が出したお茶を飲んでる――そしてたら今の言葉である。

 もう意味がわからない。だってそんなことをしたらズラララバライト様もヴァラヴァレレイド様も黙ってない。それがわかってるからこそ、コイツ等はラーぜには手を出せないんじゃなかったの? なんとか取り込む……それができなくても、ラーゼが生み出してる聖杯のエネルギー……垂れ流してるそれを優先的に流してもらいたいとかの話し合いって言ってたじゃん。

 なのに……これである。それに……どうやら冗談じゃなさそう。だって……私とラーゼのつながり……それが消えてる。私はラーゼ神の眷属だ。だから離れてたってラーゼの存在を感じることができる。

 非常に腹立たしいが、それが神と眷属の関係性だ。だからこればかりはどうしようもなかった。常にラーゼの存在を感じる……私にとってはこれほど嫌なことはなかった。

 ストレスが半端ない。なので私はこれまで以上にたくさんのケーキを食べてる。爆食に近い。いつも、ラーゼのそばにいないときは常になにかをたべてとるいっても過言じゃなかった。


 けど私のスタイルにはなにも影響はない。なぜなら私はもう普通の体じゃないからだ。私のこの体は常にベストコンディションを出すために最適なようになってる。それが神の眷属らしい。

 だからいくら食べても平気だ。まあなんかちょっと虚しいけどね。だってもしも私がブクブクと太れば、私はラーゼに幻滅されたかもしれない。そうなれば私はこの地獄から抜け出す事ができる。そしてあの人の元へと……


(いやそれはないか)


 それはきっとラーゼが許さないだろう。なにせラーゼは神だ。魂までも掌握してる。だから私の魂だってきっと縛り付けるだろう。そう思うと、私はどう合ってもラーゼからもう逃れる事はできない。


(いや、今は逃れられてるの……?)


 考えてみたら、話的にどうやらラーゼはこいつの親玉に倒されたらしい。なら……だ。なら……私は自由?


「う……」

「う?」

「うわあああああやったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


 私は思わずそんな風に椅子に立って飛び跳ねてました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ